これからの生き方について | 子宮頸がん〜腺扁平上皮癌トラケレクトミーから特別養子縁組へ

子宮頸がん〜腺扁平上皮癌トラケレクトミーから特別養子縁組へ

平成25年11月子宮頸がん1b1期腺扁平上皮癌を宣告。広汎子宮頸部切除術(トラケレクトミー)から日々の記録を書いています。
2016年不妊治療開始
2018年特別養子縁組 里親認定を受けました。

暑い日が続いています。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私は最近隅田川ウォークにハマっております。


浅草や両国、日本橋。
隅田川を上流下流へと歩くのは
とても気持ちがいいです。
今朝は8時台に歩きましたが日差しが強い。
マスクもしっかりしているのでクタクタですが、体脂肪が下がってきているので
これからも頑張って歩こうと思います!



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AYA-Life 女性同士の本音トーク
【これからの生き方について】がUPされました。


治療が終了してから5年が経ち 
ありがたいことに体調も良く
毎日穏やかな日々を暮らしています。

けれどここでお話ししたように
がんになって
なくしたものは多いけれど
得たものはまだありません。 


幸せか不幸か、というお話しではなくて
なんとなく
本来なら訪れたであろう未来を失ってしまったという感覚がわたしにはまだあります。

具体的にいうと
子どもが産めなかったということ。
医療の現場で働けなくなったこと。
このふたつがどうしても
受け入れることができません。


今の暮らしは
後遺症のケアも出来ているので
毎日施設看護師として働いて
お給料をいただきながら
好きなこと(大相撲観戦やKinKi Kidsのライブ)ができる、とても幸せな生活だと思います。


大きな悩みもないし
家族と美味しいものを食べたり
遊びに行ったりもできる。
がん友さんとご飯を食べに行ったり
お着物を着てお出かけをする楽しみもある。

身体は開腹手術あとは太っちゃったけど
筋トレやウォーキング を始めてやっと
少し引き締まってきた。

こうやって書き出すと
がんを経験したけれど楽しいことがいっぱいで
健康に過ごせる日常が戻ってきて
嬉しい限り。
これ以上何を望むの?という感じなのですが、
やっぱりひっかかるのもがあるんです。。。



でも、これが人生なのかな〜なんて
最近思うようになりました。
全てが望み通りに叶う人生なんてない。
受け入れられないことはあるけれど
それ以上に日常生活を送ることができている
今の生活が嬉しい。

悔しい、悲しいと感じ続けて生きるより
楽しいことを見つけて
幸せを感じて、というより
幸せをつくり出して
わたしは生きていきたいんです。


例えば今はコロナの影響で
どこかに遊びに行くことは出来ないけれど、
家の掃除をして
部屋がどんどんきれいになるのが面白いし、
大好きなottavaというクラシックラジオを
たくさん聴けるのが嬉しい。
流行りのオンライン飲み会も楽しかったし、
光一くんのインスタライブも最高だった。

ひとつひとつは小さなことだけど、
楽しかったな〜という気持ちを大切に集めたい。
何か大きなことではなくて
日常の中の幸せに気づく生き方を
わたしはしていきたいです。


わたしのがんの経験は
大きなものを奪っていったけれど
そんなことに囚われない生き方をする。
それが今のわたしの気持ちです。


AYA-Lifeの記事を読んで
改めて自分の気持ちに気づくことができました。
中外製薬のみなさま
素晴らしい機会を与えてくださり
ありがとうございました。