先日、友人と映画を観に行く約束をしました。
しかし、なんとなくヤな予感が…。
スケジュール帳を見直すと「クリスマスリース作りWS」という予定が書き込んでありました。
アチャ〜〜〜
やってしまいました〜、ダブルブッキング〜
映画の約束をした友人には深くお詫びしたのですが、
時々こんなことをしでかしてしまいます。
あと、最近痛感するのは、人の顔を名前が覚えられないということ。
カフェで隣席になった人を
”どこかで見た顔だなぁ〜”
と思っていたのですが、
”記憶ちがいかも”と思い直してスルーしたところ、
相手から「先日、セミナーでご一緒しましたよね?』
と挨拶され、
”あぁやっぱり知り合いだったんだ!”
挨拶されるまで、どこで出会った人かまったく思い出せず…
アレもコレもはなはだしい忘れっぽさで、
”トシのせい?”
”情けないことこの上ない”、
と思っていたのですが、
「忘れっぽいのは実は高い知性の持ち主であるサイン」
という新しい研究結果があるそうです。
この研究はトロント大学によって行われましたが、
それによると、
「人間の記憶は、価値ある情報を覚えて、
重要でないディテールは忘れてしまうことによって、
基本的には重要なことのために場所を空けて、
意思決定を最適化している」
と示唆します。
また、イギリスの『The Independent』紙は
「脳は過去の出来事についての細かなディテールを忘れたとしても、広い観点からは覚えている。
これによって、出来事の複雑なディテールをひとつひとつ覚えておくのではなく、過去の経験をよりよく一般化しているのだ」と報じています。
簡単に言うと、
「あまり重要でないことはすぐに忘れて記憶のスペースを作り、
そこに重要なことを入れている」
どの情報が失われるのかは状況や環境によって違うようです。
たとえば、
大きなお店で働く人は毎日多くのいろいろな人に会うので、その全員を覚えていない可能性がありますが、
小さなお店で働いている人は常連客をすべて覚えているかもしれません。
時々細かいことを忘れることがあっても、
それは記憶が健康な証で、そもそもそうなるようにできているようです。
先日お会いした政治家の秘書さんは、
たった一度しかお会いしたことがないにもかかわらず、
わたしのことを覚えていてくださってビックリしました。
わたしはと言えば、秘書さんから挨拶されてもまったく誰かわからず…。
お互いの記憶の中の重要度が違うからでしょうか
忘れっぽいのもアリ、
「忘却は力なり」ということで、
日々たくましく生きていこうと思います
(少しは反省したら?!)。