世界中で新型コロナウイルスのワクチン開発が進められていますね。
米ブルームバーグ通信によると、
「国際的なワクチン開発研究に出資している団体が、
早ければ年内にも新型コロナウイルスに有効なワクチンの接種開始が可能との見通し」
と報じています。
さらに、
「オスロに本部を置く国際団体『感染症流行対策イノベーション連合』は世界で行われている九つのワクチン開発事業に出資している。
これまではワクチン開発に1年~1年半かかるとしていたが、世界的な開発協力が加速、時期が早まったという。接種対象は当初、医療関係者らになる見込み」
とのことです。
また、一方では、
ワクチン開発には数年以上かかるとする専門家もいて、
開発実現は予断を許さないようです。
ワクチンや治療薬ができて、
安堵する人も多いでしょうし、
それによって経済活動が復活するのなら、
多くの人が経済的困難から救われて、
それはそれでよいのかなと思います。
ただ、新型コロナはウイルスなので、
現在のインフルエンザワクチン同様、
ワクチンができても接種する頃には変異して、
果たして本当に”有効”なのだろうか
という疑問はあります。
また、
通常は数年かかるワクチンが、
わずか1年以内で完成されたら、
臨床試験などが十分なのか、
安全性は大丈夫なのか
という疑念もあり、
”本当に大丈夫なのか?”
と思わざるをえません。
さらには、
ワクチン技術の進化によって
接種履歴などをナノチップにして
埋め込める「マイクロニードル」が
使用されるかもしれない
という懸念もあり、
新型コロナのワクチン開発は
諸手を挙げて”万歳!”
という気持ちにはなれません。
新型コロナのワクチンに関しては、
いずれまた書きたいと思います。
一方、治療薬に関しても、
いろいろあるようですね。
いくつかの新薬が開発中である
という”いろいろ”と、
使用される(見込みの)薬の裏側を巡っての
”いろいろ”と…
薬の世界はわたしたちが想う以上に
複雑なようです。
話しは少々変わりますが、
米カリフォルニア大学サンディエゴ校の医学研究者たちの
論文で
「新型コロナウイルスに感染した人は
回復後も神経精神疾患にかかるリスクが高まる可能性」
が指摘されています。
その論文によると、
過去の呼吸器ウイルスによるパンデミックの研究では、18世紀と 19世紀のインフルエンザのパンデミックの発生後、それに続いて、不眠症、不安、うつ病、躁病、自殺傾向、せん妄の発生率の増加など、さまざまな種類の神経精神症状が発生する可能性があることを示している
また、
2003年の SARS、2009年の H1N1、2012年のMERSなどの最近の感染症の流行の発生中、その後になり、ナルコレプシー、発作、脳炎あるいは、ギランバレー症候群およびその他の神経疾患の発生率が高くなったという報告があったことが観察されている
こういうことが言われていますが、
ただ、
過去の呼吸器感染症のパンデミックに関しては、
「治療法の問題」が指摘されることも多いのです。
たとえば、
1918年のインフルエンザのパンデミック(スペインかぜ)で、あまりにも死者が多かった原因のひとつに
「アスピリンの大量投与」が指摘されています。
当時の病院では
「一日35錠のアスピリンを投与」
が標準治療でした。
また、SARS流行時に香港では
ステロイドの大量投与が行われ、
その結果、
SARSから回復しても
半身不随になった人もいたようです。
上の論文では、
現在の新型コロナウイルスのパンデミック後の神経と精神医学的な影響はまだ知られていないが、おそらく重要な事象であり、パンデミック後も何年も続くことだと言う。そのため、新型コロナウイルスに暴露した人たちの神経免疫状態のモニタリングを開始すべきであると発表した。
この論文では、
新型コロナウイルスの治療薬について
言及されていませんが、
入院患者であれば、
当然、投薬はされているでしょうし、
回復後の状態は薬との関連抜きには考えられないでしょう。
ということで、
社会的、経済情勢的に新型コロナウイルスワクチンや新薬の登場が待ち望まれるとしても、
果たして、それに副作用はないのか
本当に健康に問題がないのかは
時間が経たないとわからないと思います。
さて、今日の本題です。
インドの都市プネーでは、新型コロナの予防のためにホメオパシーレメディを約9万人の警官に配布したそうです。
これまでのところ、それで具合の悪くなった人はいないそうです。
<ビデオあらすじ>
(India Todayより)
今年1月、インドのアーユルヴェーダ、ヨガ&ナチュロパシー、ウナニ、シッダ、ホメオパシー省(AYUSH)は、COVID-19の予防薬としてホメオパシーを推奨する勧告を出した。
ホメオパシーには副作用や悪影響がないことが合意されていたにもかかわらず、ICMRから批判を受け許可されなかったため、ホメオパシー療法家が患者を対象とした試験を実施することができなくなった。
その結果、インド政府はICMRを通じて、ホメオパシーを含む伝統的な医学の二重盲検試験による科学的検証を行うためのタスクフォースを設置した。
"India Today"は、これらの問題について、医学部長のIsaac Mathai博士、プネー警察長官のK. Venkatesham氏、ビジネスマンでホメオパシーの提唱者でもあるRajiv Bajaj氏にインタビューを行った。
彼らのコメントを以下に要約する。
プネー警察長官 K. Venkatesham氏
「プネー警察全体(最終的には9万人)には、COVID-19から身を守るためのホメオパシーのレメディが提供されている。
これまでのところ病気になった者はおらず、支援に感謝している。
警察もまた、彼らの家族にこのレメディを配布している。」
メディカル・ディレクターのアイザック・マータイ博士
「ホメオパシーがウイルスや細菌性の病気に有効であることを示す過去100年のエビデンスがある。
私の臨床では、SARSや豚インフルエンザ(H1N1)をはじめとする流行性疾患の抵抗性を改善し、症状を軽減し、回復を早めるために、世界中の数千人をホメオパシーで治療してきた。
フランス、ポリネシア、ルーマニアなど多くの国でCOVID-19にホメオパシーが使用されており、ポジティブな反応が見られている。
Cental Council for Research in Homeopathy(CCRH)では、予防薬としてArsenicum 30Cを推奨している。
私のクリニックでは、プネ周辺の30万人近くの人々にホメオパシーを配布している。
ホメオパシーでは、患者の症状の全体像に応じて、病気の段階に応じて異なるレメディーが必要とされる。
治療により、入院している人は、3週間ではなく7~10日で退院でき、合併症もない。
病気を確認するために検査を行う必要があるが、多くの場合、検査ができないため、ホメオパシーはどちらの状況でも成功している。
インドはホメオパシーの盛んな国である。インドはホメオパシーの資格を持った医師の数が最も多く、何百万人もの人々が急性・慢性疾患のためにホメオパシーを服用している。
ホメオパシーや他の医学のシステムは、人類の利益のために購入して使用されるべきである。治療方法は、システムではなく、患者指向で決定されるべきである。」
実業家であり、提唱者でもあるラジーヴ・バジィー
「アロパシー医学(従来の医学)は、緩和的・抑制的なものですが、必ずしも治癒的なものではありません。
アロパシーでは、この病気を積極的に攻撃したり、抑制したりしなければならないという印象がありますが、それが本当だとしても、予測では、ワクチンは少なくとも1年以上先になると言われています。
それまでの間、私たちは現実的に、今できることをやるべきです。
ホメオパシーを使うという提案は、仮説や盲信ではなく、ホメオパシーで回復した人たちや、プネー警察のような第一線で活躍している人たちの話です。
外出自粛を繰り返すことで集団免疫につながると考えるのは甘い。
ホメオパシーの効果を評価するために、2~3の病院で試験を行う。もしこれがロックダウンの最初に行われていたならば、情報はすでに入手できていただろう。
1人5ルピー程度で、ホメオパシーは費用対効果が高く、副作用もなく、インドの世界への貢献になるかもしれません。」
5ルピーは約7円です。
安い!!!
安くて、副作用がないというなら、
言うことなし、じゃん!!(ハマっ子丸出し)
と思うのですが、
>ICMRから批判を受け、許可されなかったため、ホメオパシー療法家が患者を対象とした試験を実施することができなくなった
とあるように、
薬の世界は一筋縄ではいかないようです。
とはいえ、
個々人が何を使うかはその人次第。
自分の直感にしたがって
よいと思うものを使っていきましょうね。
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