20分で出来上がるというカスタムパスポートケースの完成を待っている間、またこの店に戻って来られるか不安だったので店周辺で待とうかとも思ったが、プレッシャーをかけているような印象を与えてもな…と近場を散策することにした。


*前回のバンコク滞在記はこちらからどうぞ!


一旦マーケット内の通路を出て車道を渡り、「ピュアミルク」と日本語の看板が出ている店でひと息入れる事にする。



このお店はカウンターだけの小さな店ではあるが(外側にイートインスペースあり)、「昭和の日本」をイメージさせるこだわりを感じる内装だった。




メニューは店名通り日本の牛乳を使ったもの…であるかどうかはちょっとわからない(「ピュアミルク100%」と表記されているだけなので)が、面白いし美味しそうなので、夏限定メニューのマンゴーを使ったミルクスムージーを注文する。


「おぉ、昭和だな」と昭和生まれの私も納得の木のベンチに座り、マンゴーがどっさり乗ったミルクスムージーを楽しんだ。


↑頭がキンとなる寸前まで冷え冷え。甘くて美味しい!

↑めちゃくちゃ気になったメニューがこちら。

「パンヤ 太った子」なる「太った子供」のためのパン(パンヤ?)である。

当方、太ってはいるが子供ではないので食べるのを諦めたが…(でも美味しそう)。


美味しいマンゴーミルクスムージーを飲み終え、この辺りにも何があるのか気になったので、少しだけ散策してみる事にした。


「ピュアミルク」があるソイを奥へと進んで行くと、トレンドエリアと言った感じの高感度な服や靴、アクセサリーの店が並ぶ通りに出た。


このチャトチャックマーケットから成長するブランド・店もあるらしく、少し前に話題になったバンコク発の水着ブランドも最初はこのマーケットにて店を構えていたらしい…と聞いた事がある。

この通りにある店の服やバッグやアクセサリーのお値段は車道沿いの店よりは若干高くなる印象だったが、やっぱり素敵度もアップする。


先ほどは「旅目」だと欲しい気持ちをぐっと抑えたリゾート風ドレスも、この通りにあるお店のものは生地もしなやかで柄や色みもぐっとシックである。



幸か不幸かお店の人が見当たらなかったので買う事は出来なかったが、今思えばやはり試してみたかった。


次の渡泰時にもこの場所にあって欲しいなぁ。


セクション2のこの辺りにはMRTブルーライン・ガムペーンペット駅の出入り口がある。

そこに見たいと思っていたタイ王室御用達のアロマブランド、KARMAKAMETを発見。


↑一歩足を踏み入れれば魅惑の世界が待っていた。


店内は「さすが王室御用達!」とうっとりしてしまうような南国の花々やフルーツ、ハーブの香りが漂っている。

アロマキャンドルやディフューザー、ハンドクリーム、リップバームなどなど(何と本の「しおり」まで!)、いろいろな香りのアイテムが揃っていた。


どんな香りのものがあるんだろう?

何を買おう?


脳内が完全にパァァァァとなっている私に、店員さんが「どんな香りがお好みですか?これはジャスミンですが…」と香りを試させてくれた。

「ジャスミン?ジャスミン大好きです!」と言って、嗅いでみる。やはりとっても良い香りだ。

しかし、他の種類のもの試しておきたい。

ジャスミン以上に好みの香りがあったらアレだしね。


*意外にも「タバコ」の香りがすごく良かった。


しかし、結局はジャスミンの香りのものを1つだけ購入し(迷いすぎて買えないパターン)、店を後にしたのだった。


*この旅での購入品は後日別記事にてご紹介します。


やばい!パスポートケースの出来上がり時間はとっくに過ぎている!


急ぎ足で来た道を戻り、無事パスポートケースの店を発見。

先ほど受け付けてくれた店員さんがとてもホッとした顔をして迎えてくれたので申し訳ない気持ちになってしまう。ごめん。


駅へ戻ろうと再び車道に出て歩いていると、マッサージ店の呼び込みに出会ってしまう。

やはり体調がイマイチなせいか、暑いせいもあるのか、少々疲れていた。

という事で、素直に呼び込まれる事にする。

昨日と同じく1時間のフットマッサージをお願いし、しばし極楽のリラックスタイムを過ごした。

この店もマッサージ料金は1時間300バーツ程度と激安。

今や台湾に行っても円安で気軽に行けないマッサージであるが、ここタイではありがたい事に思い立ったらすぐ駆け込めるようなお値段なのである。


本当はまだまだマーケット内を探索したかったが、実質最終日であるこの日は気ままに動き回ってばかりもいられない。

私にとって、旅の最終日というものは大抵買い物に励むことになるのがセオリーなのだ。


後ろ髪を引かれながら再びBTSスクムヴィット線に乗り、チャトチャックウィークエンドがあるモーチット駅から一駅移動してサパーン・クワーイ駅へとやって来た。


↑電車に乗る時すらBLドラマに触れられるタイ。

あぁ、羨ましや…。