BTSスクムヴィット線に乗り、アーリーからモーチット駅までやって来た。

本日は土曜日。

週末限定で開催される、チャトチャックウィークエンドマーケットの日である。


*前回のバンコク滞在記はこちらからどうぞ!


いつもの旅なら混雑を避けて週末を絡めない旅程を組むのだが、今回の旅では愛犬があまりひとりで留守番しなくても良いよう、夫が休みである週末を中心に旅のスケジュールを立てた。

以前からうっすら「バンコクには週末のみ開催されるマーケットがある」という事を耳にしていたので、週末を絡めた今回の旅ではぜひ行ってみようと思っていたのである。


ウィークエンドマーケットの開催地であるこの場所は、滞在ホテルがあるアーリーから2つ目の駅だった。これはありがたい。

先人たちの教えによれば、「BTSを降りたら人の流れについて行けば良い」という事である。


という事で、BTSモーチット駅がある高架橋からチャトチャック公園を右手に眺め…



人の流れについて高架橋を降り…



そのままさらに人の流れと共にまっすぐ歩いて右に曲がれば到着するようだった。



↑の写真の案内の通り、まっすぐ歩いているとぽちぽちと屋台でお土産にするのに良さそうなポーチやら何やらを売っているのが見えて来た。

その辺りで右に曲がるとマーケットに到着である。



このマーケットではあらゆるものが売られており、全てのものとは言わないが、かなりの確率で「えっ?」と値札を2度見してしまうぐらいお値打ちなものに遭遇する。

セクション毎にファッション、ファッション小物、雑貨、キッチン小物や食器、アロマ系のグッズ、お土産品(食品含む)などを買う事が出来るのである。


*食品を扱っている店ではドライフルーツを売っていたが、しっかり「No sugarだよ!」とひとこと添えて売り込まれた。

タイで売ってるドライフルーツは砂糖が入っていないものは少なめらしい。

旅行者たちのニーズにしっかり応えているなぁ、と思わず感心してしまう。

シュガーフリーのドライフルーツ、買えば良かった…。


しかし、大半の店は半オープンな造りであり、ソイと呼ばれるマーケット内の通路は迷宮と化している。

炎天下の中全てのものをチェックする事は不可能だろう。

特に初めて来た私にとってはどこをどう攻めれば良いのかもわからない。


↑「暑い!」「もう無理、歩けない…」という客をターゲットにした飲食店やマッサージ店がたくさんある。

この写真の店舗はオープンエアーだが、ちゃんとエアコン付きの店もある。


という事で、絶対に行きたいと思う店の場所を事前にリサーチして臨む事にした。しかもたった1軒のみ。

食器の店も気にはなるが、欲張ると火傷しそうなマーケットなので「とりあえず初回は雰囲気を見るだけ」という気持ちでやって来たのである。


マーケットの外側、車道沿いから目当ての店を目指す。

「市場の激安品」と聞いてイメージするような「安かろう悪かろう」的なものではなく、意外とおしゃれですぐに使えそうなものが並んでいた。

中でもTシャツはベタな「I♡バンコク」系のものではなく(そういうのも多分売ってると思うけど)、シンプルかつ捻りのきいたデザインのものがあって真剣に買おうかどうしようか悩んでしまう。


いかん!この調子ではあっという間に時間が過ぎてしまうし、熱中し過ぎると熱中症にも罹りかねない。


そんな時通りかかった靴下専門店で「買わねば」と思っていた靴下をゲット。

何と6足で100バーツ(約400円)!マジで???

サイズが表記されてないので「サイズはこれだけ?」とお店の人に訊くと、「フリーサイズ!」との事だった。


*滞在中に手持ちの靴下が足りなくなったので購入したのだが、タグを取るのにハサミが要ったので履けなかったと言う…。

というわけで帰国後に履き始めたのだが、確かにめっちゃ伸びるし履き心地も良い!

これは良い買いものだった。


驚きつつ「6足も要らんねんけどな…」と思いながら何とか6足選び出し、100バーツ支払って靴下を手に入れた。


その先のお店で良い香りのディフューザーやデニム素材のミニバッグ(可愛かったけど小さ過ぎてスマホぐらいしか入らないサイズ)に食いつくも、買うには至らず。


そして、とうとう目的の店の近くであるらしい通路の入り口からマーケット内へと進入した。



この辺りも主にファッション関係のものが売られているようである。

この通路に入ったら迷子になる事必至だな、こりゃ。


注意深く奥へと進み、目的の「NGEN PAGERYOR」を発見!やった〜!



このお店では、カレン族が純度の高いシルバーを使って作ったアクセサリーが種類豊富に売られているのだと言う。

お世辞にも広いとは言えない店内なので、店に置いてある全てのアクセサリーを見る事は出来ないと思った方が良い。

何となく好みのものを見つけたら、店員さんに言って出してもらい、試着(サイズを合わせる)してピンと来たら自分用に出してくれたトレーに入れる…というシステムだった。


*容器に同デザインのもののサイズ違いがたくさん入っていて、そこから自分に合ったサイズを見つける。


↑かつて関西で活躍していた稲垣早希さんの動画。

この動画を見て「めっちゃ行きたい!」と思ったのであった。


私は指輪とバングル、あと良いのがあったらピアスも欲しかったのだが、ピアスだけはお店の奥の方にディスプレイされていたので頃合いを見て奥へと移動させてもらった。

ピアスも無事に気に入ったものを見つける事が出来たので、すでに選んでいた指輪とバングルが入ったトレー(小さめのボウル的な?)に追加し、会計をお願いする。


このお店の会計は単純明快。

アイテム毎やデザイン別に値段が決まっているのではなく、総重量で値段が決まるのである。

ピアス・指輪・バングルの3点で1500バーツだったが、何と100バーツ値引きして1400バーツにしてくれた。


*この旅での購入品は後日別記事でご紹介します。


さて、たった1つの目的は無事に完遂する事が出来た。

迷う前に再び大通りに出た方が良いとはわかっていたが、もうちょっとだけ…とさらに奥へと進んでみた。


↑場内では写真右手に見えるようなリゾート調ドレスがたくさん売られている。

欧米人が素敵に着こなしているのを見て欲しくなるが、「旅目に違いない…」と気持ちを落ち着ける事に成功。


すると、ちょうど見たいと思っていたものが売られているのを発見。パスポートケースである。

好みの色や素材のパスポートケース本体を選び、そこにこれまた自分で選んだチャームやネームタグを付けてくれるのである。

このカスタムパスポートケースはショッピングモールやナイトマーケットなどでも売られているらしい、今人気の商品であるようだ。


という事で、夫と私のパスポートケースを作ってもらう事にする。

何とか2冊分のパスポートケースのケース本体やチャーム、ネームタグの色を選び終え、キュートな店員さんに託してお金を払う(1冊分80バーツだが、自分用だけ欲張ってチャームを2つ付けてもらった。合計180バーツ)。


店員さんは「20分で出来上がるから取りに来てね!」と言ってくれたが、果たして戻って来られるのだろうか…。次回に続く。