「神降臨!」なタクシードライバーさんのおかげで、無事にホテルに戻って来る事が出来た。


車内では気分が悪くて(車酔いではない)生あくびを連発してしまう。

本当にあの時あの運転手さんが声をかけてくれて良かった。


*前回の台湾滞在記はこちらからどうぞ!


タクシーを降りて這々の体でホテルのフロントへ行き、預けていた荷物の引換券を渡すと「お荷物はお部屋にお持ちしておきました」との事。

またまた天使が目の前に舞い降りて来てくれたのであった。


いやはや、この辺りがリージェントクォリティなのである。

今回滞在ホテルを選ぶ時に「一泊だけだからもっと安い所でもいいかな」と思ったが、やっぱりこちらのホテルを選択して良かった。


*滞在ホテル・Just Sleep高雄駅前館については後日別記事にて詳しくご紹介します。


↑前回滞在した時のレポートはこちら


しかも部屋は最上階。

ドアを開け、またまた「めっちゃいい部屋!」と歓喜してしまう。


とは言え、やはりまだ体調は思わしくない。

ざっと荷物を解いて、冷蔵庫にあったコーラ(無料サービス)を一気飲みした。

糖分過多なコーラは入院以来ずっと控えているが、気分が悪い時に飲むと症状が落ち着くので解禁。


夫にLINEするとちょうど仕事から帰宅して来たところだったらしく、電話をかけて来てくれる。

「体調が悪かったけどコーラ飲んだらマシになった」と報告したり、いつもの馬鹿話をしたり、愛犬に声を聞かせてもらったりしているうちに段々体調が回復して来ているのを感じた。


「明日帰るからね!」と電話を切り、しばらく部屋でのんびり過ごした(気付けばトータルで2時間ほど経っていたが…)。


18時前にようやく重い腰を上げ、ホテルの部屋を出発。

KMRT美麗島駅ではようやく念願の「アレ」を見る事が出来た。


久しぶりに見る「アレ=光之穹頂(光のドーム)」はやはり美しい。




*他にも駅で気になったものがあったのでご紹介。


まずは「ワニさんのクッキーショップ」。

え?がっつり日本語ですやん。

「ちょっと嵩が高いかな…」と買わなかったのだけど(すでにスーツケースがパンパンだった)、今思えば買っておけば良かったと超後悔。

「ワニさんのクッキーショップ」という可愛らしい世界観にノックアウトされた。

われながら、本当にこういうものに弱いのである。



そして、「台湾滞在記 2023.10.19 ③ただいま、高雄!」でも触れたねこちゃんのキャラクターにまたまた出会えたのでパチリ。



↑JTPWさんからのコメントにより、このねこちゃんはKMRT紅線橋頭糖廠駅の蜜柑駅長である事が判明。

JTPWさん、ありがとうございました!

めちゃくちゃ可愛い!いつか会いに行きたいなぁ。


さて、うだうだと寄り道しながらもKMRT紅線に乗り込み、2つ目の駅である三多商圏駅にて下車。

以前この駅の近くに滞在した事があったが、駅名通りショッピングエリアであり、デパートやホテル、高雄名物である高雄85大樓がそびえ立つ賑やかなエリアである。


久々に降り立つ三多商圏エリアは当時より進化していた(とは言え、数年前の事なのだが…)。


↑駅と直結している大遠百。

ドラッグストアやファストフードなどわりと庶民的(?)なテナントが入っており、旅行者にも何かと使えるデパートである。


目的地へと向かう途中、やたら煌びやかな建物を発見!

堂々たる高級ホテル、インターコンチネンタル高雄であった。


↑…うん。縁が無さそうな高級っぷりだな。


このホテルはコロナ禍だった2021年11月にオープンしたとの事である。

高雄は今高級ホテルのオープン・リニューアルオープンのラッシュであるらしい。

「いつかは泊まってみたいな」と思わなくもないが、台湾(特に地方)ではお値打ちな料金で泊まれる快適なホテルがたくさんあり、縁がなくても気にはならない(負け惜しみじゃないっ)。

それよりも、浮いたお金で台湾のいろんな場所を旅する事が出来る方が嬉しい。


そんなことを考えながら歩いているうちに、目的地へと到着した。


この建物、何かおわかりになるだろうか?


ショッピングモール?

ホテル?

劇場?

美術館…?



答えは「高雄市立圖書館」。

そう、図書館なのである。しかも市立の。



市立の図書館なので、中で本を読んだりする分には誰でも利用する事が出来る(私のような外国人旅行者でも)。


とは言え、この図書館にやって来た理由は本を読むためではない。

とりあえず、中に入ってみる事にしよう。


エスカレーターで2階へ上がると「あれっ、やっぱりここってショッピングモール!?」と思ってしまうショップとレストランが出迎えてくれた(1階にも飲食店あり)。



さらにエスカレーターで上ると3〜7階が図書館エリアになっていた(8階には館長室などがあるらしい)。

高雄の夜景が眺められる窓際には自習スペースがあり、席数もかなりある。

こんな素敵な図書館があるなんて、本当に高雄市民を羨ましく感じてしまう。


↑またまたいきなり現れる可愛いさん。


そしてそして、何と屋上階には庭園があるのだと言う…!

高雄のベイエリアを一望できるその庭園は「New Bay Garden」と名付けられていて、もちろん誰でも見学する事が出来るのである。

その事を知って以来、ずっと行ってみたいと思っていたのであった。


ただし、屋上へのアクセスには若干手間取ってしまった。

実は一階から屋上まで行けるエレベーターがあったのだが、館内中ほどにあったエレベーターだと途中階までしか行けず、途中階からは階段を使ってみたものの、結局は屋上へのエレベーターを探してフロアをぐるぐると行ったり来たりしてしまう始末だった…。


何とか屋上へ行くエレベーターを見つけ、エレベーターホールから外へ出てみると…


そこには美しいベイエリアの夜景が広がっていた。





ただ、やはりと言うかそこにはお若いカップルの姿もあり(そりゃそーだよな)、突然のおばさん闖入はさぞムードをぶち壊してしまった事だろうと思うと、申し訳なかった。


残念なのは、かつて高雄のランドマークと呼ばれていた高雄85大樓が、現在ではほぼ休業中と言ってよい状態であり、窓から漏れる明かりはごく僅かである事だった。



しかし、そんな事をものともせずに進化を続ける新しいベイエリア。

次に訪れた時にはまた違った顔を見せてくれるに違いない。