前回(①-1 ガーリックシュリンプ)に引き続き、簡単で美味しいハワイのローカルフードであるアヒポケの作り方と、アヒポケにまつわるハワイの思い出話をお送りしたいと思います。

↑ごはんにドーンと乗せればアヒポケ丼!
昔から日系人の多いハワイにはこういった和ハ折衷の料理がたくさんある(普通に和食も食べられる)ので、食には全く困りません。

アヒポケとはアヒ=まぐろ、ポケ=ハワイ語で切り身を表す言葉。現在ではこれに調味料や海藻、香味野菜を混ぜ込んで作る料理、であるそうです。
ベースとなるポケはまぐろあり、かつおあり、サーモンあり、はたまた豆腐ポケまで!…とバラエティ豊かです。
ハワイのポケ屋さんやスーパーのポケコーナーには色とりどり、種類さまざまなポケが並び、どれにしようか迷うのも楽しい!
調味料は塩や醤油(ショウユアヒポケ、と醤油で作ってる事がわかるように書いてあります)、唐辛子などで、醤油を使ったポケは日本で言うところの「まぐろの漬け」的なものになり、日本人も大好きな味である事間違い無しです。

もちろん私も大好き!
これまでに何度となく自宅で作っています。
ハワイには“POKE MIX”なるものもスーパーで売られており、これを混ぜるだけでポケが出来上がり!なのですが、これで作るとちょっと辛い(塩辛い)。

↑ハワイに行くたびにスーパーに置いてあるポケミックスを大量買いしてました…。
内容物はハワイアンソルト、鷹の爪を細かく切ったもの、乾燥オゴ(海藻)。

最初はポケミックス頼りなわが家のポケでしたが、ハワイから足が遠のいたのでポケミックスの在庫もとっくの昔に切れ、そして先ほども述べたようにポケミックスで作るポケは私にはちょっと辛過ぎるのです。
なので、自分好みの味に調整し、またオゴの代わりに海藻ミックス(スーパーの乾物売り場にある)を入れたり、玉ねぎを入れたり…とその時の気分で作っております。
*ハワイでお店のポケを食べてもちょうど良い味付けのものとめちゃくちゃ辛い&塩辛いものがある。

↑人気店サイドストリートインのポケはやっぱり美味しかった!
ハワイのまぐろは近海で獲れるので、一度も冷凍しておらず、新鮮でめちゃくちゃ美味しいです。
ハワイではポケはもちろん、まぐろを使った料理をぜひ食べてみてください。

↑お店で買ってきたポケをラナイ(ベランダ)で夜景を観ながら食べるのは最高の贅沢!
これがしたいがために山側の部屋を選んでました。

では、そろそろポケを作って行きましょう。
とは言え、本当に簡単。切って混ぜるだけです。


まず、まぐろをサイコロ状に切り、薄切りした玉ねぎを水でさらしておきます。

まぐろは業務スーパーで本まぐろ(!)のさくがめちゃくちゃ安く売ってたので「ヒャッホー!」となりましたが、すっごい太い筋が2〜3本も入ってて、取るのが難しかった…。
しかし、切って混ぜればそれなりに見えるのでそういうまぐろにうってつけの料理だったりもします。
味はやっぱり美味しかった。

玉ねぎは、今回たまたま紫玉ねぎが余ってたので使いましたが、今の時期なら新玉ねぎも美味しいし、もちろん普通の玉ねぎでも。
切り方も、写真のように繊維に沿って薄切りでも良いし、繊維を断ち切るように薄切りにしてもよい。
みじん切りでもいいし、それもお好み。

海藻ミックスを入れる場合は水で戻しておく。


ボウルに切ったまぐろ、玉ねぎ、小口切りにした青ねぎ(緑が欲しかったから入れた。アボカドを入れてももちろん美味しい!)を入れ、塩(粗塩など自然のものが良い)と細かく切った鷹の爪を入れ、軽く混ぜる。
塩と鷹の爪はいずれも適量で(この時点では少なめにしておいた方が良い)。

お好みでごま油と醤油を加えてさらに混ぜる。
*塩と鷹の爪のみの味付けでも良い。
オイルを少し足した方が味がまろやかになるので、ごま油やサラダ油を入れます。
また、オイルを入れるとお安いお刺身でもとろっと美味しく!
でもやっぱりごま油+醤油は鉄板。


完成!

今回はまぐろで作りましたが、サーモンや海老、たこなんかもおすすめです。
今の季節なら旬のかつおもいいですね!
お好きなら少量のにんにくのすり下ろしを入れても美味しいです。

以上、ガーリックシュリンプに引き続きハワイのローカルフードであるアヒポケの作り方でした。
今回作ったものは醤油を使った比較的ベーシックなものですが、自由度の高い料理ですので、お好みの材料でお好きなように作ってみてくださいね!

ラスト①-3はあのスイーツに挑戦です!

↑ハワイのスーパーも最高に楽しい!