梅雨に入る前の今の時期は、一年で最もハワイの気候を感じられる爽やかな季節です。

散歩中ふとハワイに咲く花と同じ香りがしてきたりするこの時期には、大好きなハワイを思い出し、思わずハワイで食べたあの味やこの味が懐かしくなってしまいます(食いしん坊の性)。

今回からはハワイの思い出話(少し古い話で恐縮ですが、2013年4月までの話です)などと共に、3回に渡っておうちで簡単に作れるハワイのローカルフードの作り方をご紹介します。
①-1回目である今回は「ガーリックシュリンプ(レモンバター風味)」!
ガーリックシュリンプといえば、えびの養殖場があるオアフ島カフク〜ハレイワ辺りの名物ローカルフード。
屋台的な店やフードトラックで気軽に食べられる料理です(もちろんワイキキなどでも食べられますが)。

↑やっぱりここが一番有名?
この写真は2010年9月に撮ったもの。
この時は全く並ばずに食べられました。

しかし、日本人を始め海外からの観光客からも有名になったカフク(或いはハレイワ)のシュリンプ屋台はどこも満員の大賑わい!
特に↑のロミーズ(養殖場とシュリンプ屋台が一緒にある)は時に長蛇の列が出来る始末で、結局一度しか入った事が無いのでした。

↑2010年のロミーズ。空いてる。
ちなみにこの頃私はあまり食べ物の写真を撮ってませんでした…。

ガーリックシュリンプ自体の味付けはやはりお店によって違うので(どこもそれぞれ美味しいと思う)、そこそこお客さんで賑わってるお店なら間違いないのでは…?と思い、次に行ってみたのが同じくカフクにある別の屋台へ(たしかFumi'sだっかと…)。

↑シュリンプ料理の種類がこんなに!
ちなみにここで注文している時になぜか白人のおじいさんに「サンセットビーチはどこか?」と訊かれ、「あっちですよ」と教えてあげたどうでも良い思い出が。
今さらだけど、おじいさん辿り着けたかな。
まぁ、一本道ですしね(しかし結構距離はあるぞ)。

この時食べたガーリックシュリンプももちろん美味しかったのですが、ロミーズのものと比べると見た目からしてかなり違う印象でした。
すぐそばに養殖場があるし、どちらにしても新鮮なえびである事は確かなので日本人的にはシンプルに調理してあるだけの方が美味しく感じるように思えました。

↑ガッツリガーリック&こってり、なロミーズに反してあっさりめなFumi's。
野菜&パイナップルが添えられているのが嬉しい。

と言うわけでサンプル数は少なめながらも、自宅でもハワイを思い出して時々ガーリックシュリンプを作って来た私。
いろんなレシピを参考にしながら何度か作って来たましたが、今回「もしかしてこれがベスト!?」と思える味に仕上げる事が出来ました(手前味噌ですが…)!

それでは、そんなガーリックシュリンプ(レモンバター風味)の作り方をご紹介していきましょう。

まずはえびの下ごしらえから。


今回はパナメイえびの大きめのものが業務スーパーで売っていたので、それを使いました。
えびは出来たら殻付きが望ましいです(頭も付いてたら味噌や出汁が出てさぞ美味しかろうとは思いますが、頭はなくて良い)。
まずハサミで殻に切り込みを入れ、背わたを取ります(残しておくと生臭くなる原因に)。


殻に切り込みを入れ、背わたを取ったらえびをボウルに移し、片栗粉・塩・酒(全て適量)を振りかけ、えびを揉み、洗い流します。
これで臭みはほとんど取れ、食感もぷりぷりに!
洗い流したえびはクッキングタオルなどで水気をきっちり拭き取った後、ジプロックなどに入れておきます。


では、下処理したえびに下味をつけていきましょう!

オリーブオイル(大さじ3)に玉ねぎのすり下ろし(1/4個分)、にんにくのすり下ろし(にんにくの量はお好みで!今回は5かけ分すり下ろしました)、にんにくのみじん切り(3かけ分)、白ワイン(酒でも)大さじ2、塩胡椒(適量)を混ぜ、マリネ液を作ります。

↑調味料&玉ねぎ・にんにくを混ぜたもの。

ジプロックに入れたえびにマリネ液を入れ、えび全体に行き渡らせ、少し揉み込んだら冷蔵庫で一晩(出来たら)寝かせる。
これですでに作業の9割は終了!

では、マリネしたえびを焼いていきましょう。


少し多めのオリーブオイルにバター(大さじ1〜2)を入れ、マリネ液を切ったえび(マリネ液は完全に拭き取らない)を揚げ焼きします。
途中でレモン汁(1\2分)をしぼり入れ、こんがり色がつくまで焼いたら完成!

↑くし切りにしたレモン・マカロニサラダ・生野菜・ごはん(雑穀米)といっしょに盛り付け、いただきます!

このガーリックシュリンプのポイントは①えびの下処理で臭みをとってぷりぷり食感に②マリネ液に長時間漬ける③多めの油でカリッと揚げ焼き、です。
マリネする時間は長いですが作業自体は簡単です。

今回のガーリックシュリンプは過去最高に美味しく出来たので、良かったらぜひ作ってみてくださいね〜!
次回は↑の写真にも見切れている「アヒポケ」をご紹介したいと思います。