ちほぎみき子です
次の衛生費の質疑は「提案型質問」
米粉料理について
私は知人のご紹介で、数年前、一般社団法人の日本米粉クッキング協会
料理研究家・大塚せつ子先生と出会いました。
子育てに専念していた、いわゆる専業主婦時代の16年間は
三食・おやつ・お弁当を、それなりに毎日作っていました。
なんせ3人の子どもが食べ盛りでは、手作りで工夫しないと、家計が持ちませんから。。。
と同時に、忙しいとか、めんどくさいからとか言って
コンビニ弁当・おにぎりや、カップラーメン、レトルトが続くと
子どもたちは、口内炎ができたりして、わかるらしく
それらの物は食べたくない。。。と言います
そんな生活で、やはり「食生活」というのは、すべてにおいて大事であるが
現代の生活では、なかなか健康を気遣って、食事をするのも困難がある。。
と感じておりました
そして、大塚せつ子先生を通じ、本来の米粉料理を知ることになりました。
家庭でも簡単にできて、ヘルシー、しかも美味しい
今回、初めて議会質問で取り上げることができました。
では、質疑の内容です。
私は昨年の第4回の定例議会代表質問において、「長寿社会を支える健康な食事」について質問をいたしました。今回は少し角度を変えて、日本を代表する素晴らしい「お米」の新たな食文化の角度から、健康増進をしていくため、質問をさせていただきます。
現在私たちの食生活は、お米を粒で食べる機会が少なくなっています。
そして食料自給率38%を切ると言われている危機的状況があり、後継者不足の米農家は打撃を受けています。
そのような背景もあり、国では米粉を使った商品で米の消費を拡大していこうという方向性があります。農林水産省は、来年度より今後の米粉の利用拡大に向けて、「グルテン含有量が定量限界範囲未満の米製品の表示ルールの設定」「米粉の用途別基準」
「米粉の食品添加物利用拡大」の3点を新たに打ち出しました。
日本では、小麦粉には、「薄力」「中力」「強力」という民間基準による表示をして流通し、これらの基準や表示が家庭等における小麦利用の基礎情報として浸透していますが、米粉は、原料米品種も多様で、製粉方法も様々であり、製品の給水量が異なると、品質にも違いがみられるなど、利用が広がりにくい課題がありましたので、このような課題を踏まえて、製造業者の自主的な取組が推進されますよう米粉においても、民間基準の「米粉の用途別基準」が策定されることになったようです。
また、何よりもお米の特徴である、甘味やとろみは離乳食や介護食、ダイエット中の食事にも適していますので、肥満や成人病の食生活改善にも役立ちます。
そして、小麦に含まれるグルテンによって誘発される小麦アレルギーにも対応できるため、米粉だけでで作ったケーキやパン、パスタなどは、幅広く、安心感の高い食事をすることができます。
港区では赤坂区民センター内に健康増進センター・ヘルシーナがございまして、健康づくりや、生活習慣病の予防・改善について、医師・管理栄養士・健康運動指導士のもとで、「健康度測定」を行い、個人にあった健康トレーニングメニューを作成したり、健康づくりのために各種講座を開催しています。
.この赤坂区民センター内には、調理室もございますが、ヘルシーナとの連携など
区民の健康づくりのためのお料理教室を行うなど、どのように活用されているのか?
健康増進センター(ヘルシーナ)では、年1回、赤坂区民センターの調理室を使用し、調理実習イベントを開催しています。ヘルシー料理でメタボリックシンドロームを防ぐことをテーマとし、平成27年度は丈夫な骨と筋肉を作る食事、平成28年度は野菜をしっかり取り入れる食事の調理・実食をしています。
私は、一般社団法人の日本米粉クッキング協会の料理研究家・大塚せつ子先生からお話をうかがいました。大塚せつ子先生は小麦粉には作ることのできない、米粉でおいしく作る数々のグルテンフリー料理を研究・開発をしていらっしゃいます。
日本の宝である田んぼの恵み「お米」をもう一度、家庭の食卓に乗せるため、「新たな米の食文化」を提唱し、米粉の特性を生かした技術・調理方法を一般家庭に広げる活動をされています。
私も港区内にある大塚先生のキッチンスタジオに視察に伺わせていただきまして、米粉の特性をいかした調理方法を知り、「小麦粉は小麦粉の言い分があり、米粉は米粉の言い分がある」ということを学ばせて頂きました。
港区においてもぜひこの幅広く活用できる米粉料理について,
啓発・普及をし、区民の健康増進を図っていっていただきたいと考えますがいかが?
小麦粉に含まれるグルテンは食物アレルギーを引き起こすことが知られている。
現在小麦粉の代替品として米粉及びこれを使用した製品が注目されていますが、
米粉には種類があり、それぞれ特徴が異なるため扱いが難しい等の理由から、
調理法の普及が進んでいませんでした。
今後は、米粉及びこれを使用した製品の調理法について情報収集を行うとともに、
講習会の開催等、普及啓発について検討していきます。
以上のような質疑ですが、前向きな答弁をいただくことができたと思います。
「現在小麦粉の代替品として米粉及びこれを使用した製品」
という、小麦粉の代替え品が米粉製品というのが、まちがっているのですが、
この意識が蔓延しているので、
そうでない、という事を知っていただくためにも
今後区においては、積極的に情報収集をしていただくよう要望しました
一般社団法人の日本米粉クッキング協会の料理研究家・大塚せつ子先生
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