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新たにまた一歩踏み出す

先日、ご紹介いただいたのは、「介護のお金」の相談窓口の方。

 

 

「介護のお金、いくらぐらいかかるのでしょうか?」

 

昨年とある、勉強会で質問されたけれど、

 

生命保険文化センターの調査結果の平均を答えるので精一杯でした。

 

 

そもそも、”いくら”が、自宅なのか、公的施設なのか、私的施設なのか、

介護の場所によって、介護の状態によって大きく違うし、

 

それがいつまで続くのか、予想ができない。

 

でも、介護の現場に近いひとなら、だいたいのことがわかるのでは、と思っていたのですが、

そうでもないらしい。

 

介護や医療の現場は、税金や健康保険、介護保険、年金制度など、

 

さまざまな法や制度が絡まり合い、そこで支払われるお金も、

 

適正であるとは限らない、けれどそれを検証するのもひと苦労。

 

請求されたらその額をそのまま、払えるから払っている、というのが現状らしい。

 

詐欺にあっているとか、不正に請求されているということでなく、

 

その現場にいるひとたち、みんながよくわかっていない、のだそう。

 

 

そこで、この「介護のお金」の相談窓口では、行政の縦割を横串にして、

それぞれのご家族の状況に応じて、支払うべきお金、支払わなくてもよかったお金を調べ、

支払わなくてもよかったお金があれば、それを還付してもらうサポートをするというもの。

 

 

包括支援センターで働くFP仲間に話してみたら、

確かに、利用者の中にもあてはまるような(削減できると思われる)ひとはいると。

そして、それを知らせてあげられるひとは周りにいない、と。

 

聞くと、そのようなサポートを現在しているひとは全国でも100人くらいしかいないのでは、と。

 

 

すごいブルーオーシャン!!

 

 

これから介護のお金問題はもっと深刻になっていくことは間違いないですし、

税金なら5年遡って還付されると、それによってひと息つける家族も多いかもしれません。

 

ひとのお役に立ち、これから時代の流れに乗って伸びそうなビジネスだと思いました。

 

 

そういえば、たいていのひとが面倒臭くてやりたがらないことを代わりにやると、

それはビジネスになる、と聞いたことがあるのを思い出しました!

 

まさに、それですね、これ。