泉鏡花生誕150年で

玉三郎さん演じる4作品が

シネマ歌舞伎で公開されています



「海神別荘」「高野聖」に続いて

「天守物語」を観てきました


こずえみどり 

カウンセラー

オイリュトミストです。





玉三郎さんが

冒頭のインタビューで



時代背景は

戦国時代でもあるし

現代でもあり

不思議な感じですが



泉鏡花パビリオンを観るつもりで

見て下さいと

おっしゃっていましたが



幕が開くと

そこは天守閣の中で

窓から青空が見えていて



玉三郎さん演じる富姫は

雲に乗って外出先から帰ってくるし



富姫を訪ねてきた亀姫の籠は

空を飛んでやって来るし



始まりから

人離れした存在であることを

うかがわせました



そして亀姫が持ってきたお土産は…

(ネタバレあります)



風呂敷に包んだ形から

それらしいとは思ったけれど

まさか本当に武将の首とは

(この辺りの経緯は把握してません)



2人はしばらく

鞠などついて遊んで



亀姫にお礼に

白鷹を捕らえて別れた後に



逃した藩主の鷹を追って

海老蔵さん(当時)演じる

姫川図書之助が天守に登って来る



ここは人間の来るところではないと

図書之助を追い返す富姫



しかし藩主の鷹を逃して

死罪になる身の図書之助は

一歩も怯まずに鷹を探そうとして

押し問答となる



海老蔵さんの図書之助

キリリと美しく

あまり感情のこもらないセリフ回しが



若さと真面目さを際立たせて

富姫でなくても惚れてしまいそう



これって若い時だからできるのか

今の團十郎さんだったらどうなるのか

なんて妄想しそうになりました。



そして玉三郎さんの

美しさといったら



歌舞伎の女形は

いかにも男が白塗りしてやってる感が

普通なのに



本当に女性かと見間違うような

顔の筋肉の柔らかさ

肌のきめ細かさ



ため息が出そうです。



天守を下りる途中で灯が消えて

再び天守に戻ってきた図書之助に

灯を与えて



富姫が「帰したくなくなった」

と言うあたり



大袈裟な身振りも動きもなく

セリフだけなのに



富姫の気持ちの変化が

ありありとわかって

思わずため息が出ました。



富姫が与えた秘蔵の兜から

盗人扱いをされ追われて

三たび天守に戻った図書之助



獅子の像に隠れたものの

像の目を槍で突かれ



天守にいる者たちも

なぜか全員目が見えなくなって



一体どんな幕切れになるのかと

ハラハラしましたが



思わぬ助っ人が現れて

ハッピーエンドに終わりました



ハッピーエンドだったので

見終わった後に食べたランチが

とってもおいしかったです。



原作を読んで観るか

観てから原作を読むか



今回は

先に読まなくて良かったです



ハッピーエンドを知っていたら

楽しさ半減です



そして今回はシネマ歌舞伎に

とっても満足したので



原作読まなくてもいいかな〜

みたいな感じになりました



泉鏡花さん

申し訳ありませんね



そういえば

12月の歌舞伎座で

「天守物語」が上演されます



さすが歌舞伎座

思わず観たくなります



玉三郎さんは

富姫ではなく初役の亀姫



どんな亀姫になるのでしょうね



歌舞伎の後だからランチは和食で



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