泉鏡花生誕150年で

玉三郎さん演じる4作品が

シネマ歌舞伎で公開されています




その1つ

「海神別荘」を観てきました。



こずえみどり 

カウンセラー

オイリュトミストです。





そういえば

歌舞伎の舞台を観た時は

ブログにしていたけれど



シネマ歌舞伎のブログは

初めてです。



metライブビューイングオペラは

欠かさず書いているのに



歌舞伎は初心者で

ツッコミどころがないから

書けなかったんですね。



「海神別荘」のあらすじは


海底の公子(王子さま)の妻にと

海の幸と引き換えに

生贄に沈められた美しい女性が



海底まで旅して

公子に迎えられるが



地上の家族への未練を訴えて

公子の機嫌を損ねてしまう



もちろん美人は玉三郎さん

公子が海老蔵さん時代の團十郎さん



平成21年7月収録で

インタビュー映像の玉三郎さんも若く

何より海老蔵さんがピチピチに若くて



玉三郎さん目当てに行ったのだけれど

今回は若いピチピチの海老蔵さんが

とっても印象に残りました



玉三郎さんは

しっとり落ち着いた

ミセスの風格があって



対する海老蔵さんは

若くてわがままな公子

そのままで



セリフも

玉三郎さんは歌舞伎風

海老蔵さんは演劇風に感じられ

若さが余計に引き立っていました。



海老蔵さんは

目線の使い方が鋭いというか

ハッキリしていますね



対する玉三郎さんは

穏やかだけれど

しっかり目線が定まっている



歌舞伎役者たちは

目線の使い方が本当に上手いなぁと

思うのです



脇役の人達も

主役の邪魔にならず

かといって気が抜けておらず



すごい集中力だなぁと

いつも感服します。



結末は

地上への未練を断ち切って

公子に寄り添う美人



玉三郎さんはインタビューで

未練が無くなったことを

どう皆にわかってもらえるようにするか



とても難しいと

語っていた記憶がありますが

見事に体現されていました。



衣装と美術は

私が大好きな

ファンタジー画家の天野喜孝さんだと

終わりに字幕で知って



舞台の柱の浮世離れした感じや

玉三郎さんの

美しい衣装と首飾り



海老蔵さんのピッチリした

衣装とマント



まさに天野さんの

世界だったなと

うれしくなってしまいました。



音楽もお囃子でなく

ハープと銅鑼と横笛



「海神別荘」の世界観に

ピッタリでした。



帰りに原作が知りたくなって

本屋に寄りました



玉三郎さんの帯がかかった

文庫本がありました(笑)



「海神別荘」は

もともとから戯曲でした



小説を舞台化したのだと

思っていたので意外でした



最後のセリフが

印象に残っていたので

読んですぐわかったのだけれど



シネマ歌舞伎では

そのセリフの後にも

かなり長い時間演技があった記憶で



あれは動きだけで表現していたのか

セリフを加えていたのか



もう一度観て

確かめたくなってしまいました。



玉三郎さん主演の

泉鏡花作品は

あと3作上映されますが



読んでから観に行くか

観てから読むか



多分読まずに観に行きますが

迷いたくなるところです。



今回もいい作品を観て

元気をもらいました。



歌舞伎の後のおやつは赤福ぜんざい

お供を連れて行きました




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