婦人科で「年齢」に向き合った話 | 言葉のプロデューサーなまず美紀の日記「先生あのね」

先日、婦人科に行った。

3回目かな。

穏やかで紳士的な60代男性医師の診察も、選ぶ言葉もとても心地よくて、私はここでストレスを感じたことがない。

 

一通りの説明の後、先生はパソコンに目を移し、

「そして、なまずさん。見た目と違って、

年齢は結構高いのですよねー。なので•••」

静かな口調ながら、年齢の数字を見た瞬間、眉がピクんと跳ね上がったのを見逃さなかった私。

 

(まあ、自分の年齢という事実には、私だっていつも驚くんです。というか先生、今、気づいたの?)

 

「更年期障害の数値は全く出ていない」と言われるも、「実年齢ではお年頃」という事実に、なんとなくションボリとした気持ちで、医院を出る。


(イタリアンランチのお皿に癒される)

 

男友達(笑)に報告。

「その時の先生の『今気づいて驚いたんだけど』

みたいな顔がショックだった」と言うと、

 

「『実は若いんですね』よりいいじゃん」と言う。

 

確かにそうかも、とも思う。

その友達は老成系で、実年齢を言うと「実は若い!」と驚かれる人生を生きてきたらしい。

 確かに、それもモヤモヤしそう。

 

ちなみに、若かりし頃の私は、ちょっとお姉さんとの会話で、「えーー、その歳には見えない!若いー!」と大袈裟に叫んで、それが賞賛だと思っていたけれど、勘違いだったよね。あれは罪だった。

 

だって、お姉さんはそれに続く

「でも、そんなに歳上なんですね」というサイレントな言葉を聞いていただろうから。

 

まあ、どっちにしても、年齢で騒ぐのは下品だと思う。

(自分に言ってる。ネタにして騒いでるのは私で、先生は騒いではいないし、とてもステキな方です)


そういえばこの間、初対面の集まりで、若めの女性にみんなの前で「いくつ?若いよね」って聞いてる男性がいたけれど、その瞬間、私達お姉さんチームは、その昭和男に悪い念を送ったので、今頃寝込んでいると思う。

 

そして私は「婦人科先生に若く見られたんだ」という事実だけを喜びにすると決めて、結局はこうしてブログでさりげなく自慢しているわけですw。


だって先生に「ストレスを溜めないように」って言われたんだもん。

 

平等に歳を取る。

今日が一番若い。

解釈は自分次第。

皆様もお大事に。

みきてぃでした。