フリーライターの私が定期契約をお断りする理由 | 言葉のプロデューサーなまず美紀の日記「先生あのね」

私はフリーランスのライターとして、

案件ごとに仕事を請け負って、

成果に応じてお金を

いただいています。

 

フリーランスって、どういう意味?

言葉のオリジナルの意味は、

freeは自由、

laneは騎士・雇い兵。

どこにも所属しないで、

自由な契約のもとで

働く人という意味です。

 

メリットは、自由。

デメリットは、不安定。

 

案件を依頼されるたびに、

仕事内容や報酬を確認して

受ける受けないの判断をするのは

大変です。

 

ですが、今の私のライフスタイルと

気分に、すごく合っていると

感じています。

 

収入は確かに多少の上限がありますが、

でも、入ってくるお仕事を自然に

受けていたら、結果的に

それほど波があるわけでもない

という感覚があります。

 

組織で働き

9時から17時半まで拘束され、

残業もあった頃に比べて、

時間当たりの報酬は格段に良いです。

ボーナスがないこととかで

結果的にどうか、今の私は

興味がないのでわかりませんが、

自分の能力でお金を得ているという

実感が心地よいです。

何より気分的な自由度が違います。

 

ライターになりかけだったころ、

週〇回出社して書く、というような

仕事を打診されたこともありますが、

全く魅力を感じませんでした。

「月〇本の定期契約」というのも、

お断りしています。

 

企業にとっては、毎回毎回、

案件ごとにライターを探すのは

本当に大変で、ライターと定期契約を

結んで、書いてもらえるのは、

とてもメリットがあると思います。

 

また、一定の収入の確約が欲しい

フリーランスの方にも魅力的だと

思います。

 

でも、月10本とか、固定されると

他の仕事が入る余地がそれだけ

減ってしまいます。

 

たとえば、

1本2万円で一日かかる仕事で

月10日が埋まってしまうとして、

単発で5万円の仕事を入れられる

日が減ってしまう場合、

実は月の収入が減るのです。

 

「毎月100万円の報酬を保証します」

といわれたら、半年ぐらいやってみても

いいかもしれませんけれどね。

だって、おもしろそうだから。

 

私は今、幸い

安定収入のためではなく、

楽しさのために働くことを

許される立場にあります。

 

何のために働くのか。

 

安定収入が欲しいなら、

フリーランスではなく、

組織に属せば簡単です。

 

フリーランスでありながら、

定期契約をするなんて、

今の私にとっては、

自由を奪われるという

恐怖しかありません。

 

私は、自分の専門を固定したくないし、

色んな人と仕事をしたいし、

色んな媒体で色んな分野のことを

書きたいのです。

 

今月受けた仕事を、

来月も興味を持ってできるか、

わからないですから。

 

飽きっぽい私にとって、

フリーランスの

固定されない立場が

ちょうどいいのです。

 

そして、この考えも、この先

ガラッと変わって、

「わーい。

定期契約いただきました!」

とか言っているかもしれません。

 

とにかく、何もかも不安定で、

気まぐれで、移ろいやすくて

行き当たりばったりですので。

 

インタビュアー&ライター

ナマズミキでした。

 

 

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