昨日のNHK BS1アジア発掘ドキュメンタリー「赤い箱」を見ました。
伝統布袋戯の人形師の技に感動しました。
人形は片手サイズ、布袋戯の「袋」の字の通り、
中は空洞でそこに手を入れ操ります。
いわゆるパペット人形です。
伝統的な布袋戯人形は頭や手は木製です。
手は手のひらと指部分で関節になっていて、
物を持つことができますし、
番組内では、
人形が自分の髪の毛を束ねたり、
傘を開いたりする様子をやっていました。
キセルを吸った後に、口からちゃんと煙を吐くのにはびっくり!
人間国宝の陳錫煌氏が操る人形の動きは実に繊細ですばらしかったです。
30cmにも満たない人形でこのような複雑な動きがつけられる、
その技に驚きました。
でも、その伝統を受け継ぐ人は減る一方で、
陳さんはこのままでは伝統的な布袋戯は
台湾から消えてしまうことを危惧していました。
霹靂もこの陳さんが守ろうとしている伝統的な布袋戯も
どちらも台湾にずっと残ってほしいと思います。
下の写真は、7年前の台北で見た布袋戯の舞台です。
(以前にも載せたかも?!)
TVでやっていた陳さんの劇団とは違いますが、
このような雰囲気だというのが伝わるかと思い載せました。