昨日に続いて、文章の構成パターンの型について。
代表的なのは、以下の5つだとお伝えしました。
◎頭括式論述
◎尾括式論述
◎双括式論述
◎追歩式論述
◎列叙式論述
「尾括式(びかつしき)論述」は、結論を最後に述べる書き方。
⬜︎例文
「最近は、紙の本より電子書籍を選ぶ人が増えている。
スマートフォンやタブレットでどこでも読める手軽さに加え、
検索機能や文字サイズの調整といった利便性も高い。
さらに、物理的なスペースを取らない点は、ミニマルな暮らしを
好む人々にとって大きな魅力となっている。
このような理由から、今後は電子書籍の需要がますます高まって
いくと考えられる。」
このように、「導入→具体例→理由→結論」という順番で構成すると、
読者は自然と「なるほど、だからそう言えるのか」と納得しやすく
なります。
この型はレポートや解説記事など、読み手に思考の流れを追って
もらいたい文章に向いています。
「納得してもらいたい文章」を書きたいときは、意識してください。
次は、③の「双括式論述」について書きますね。