書き手の大きなミスの一つに、「読み手は知っている」という
思い込みがあります。
文章を書くときは、「読者は知らない」「読者は忘れている」、
そして「中学生でも理解できる内容」で書くことを忘れては
いけません。
「読み手は知っている」と勘違いして起こるミスが、文章の
大切なキーワードが抜け落ちること。
例文です。
『私の長所は、人に話しかけられることです』
『最初は数人だった読者も、今では数百人になりました』
『このような報道は、プライバシーに欠けるでしょう』
それぞれ何となく意味は伝わりますが、本来は次の文章のように
するのがベター。
『私の長所は、初対面の人にすぐに話しかけられることです』
『最初は数人だったブログ読者も、今では数百人になりました』
『このような報道は、プライバシーに対する配慮に欠けるでしょう』
1つ目は、「話しかける」と書けば、読み手が「初対面の人」だと
思い込んでいるミス。
2つ目は、情報を入れることを忘れていた単純なミス。
3つ目は、その単語にかかる(ここでは「プライバシー」)言葉を
知らない(もしくは忘れている)ミス。
意外とやりがちなので、気をつけましょうね。
また、読者は「忘れっぽい」ということも頭に入れておきましょう。
自分に置き換えるとわかると思います。
あなたが説明したいこと、伝えたいこと(キーワード)は文中に
何度も入れましょう。
しつこいほど入れる必要はありませんが、文章の中に、適度に
キーワードを散りばめることはSEO対策にもつながります。
読者のために書くことが、文章上達の秘訣です。