「ねじれ文」って知ってますか?
これ、意外とやりがちなんですが、主語と述語がかみ合っていない
ことで、読者が内容を正確に理解できなくなる文章のことです。
例文です。
「ぼくの夢は、プロ野球選手になって、ホームランを打ちます」
一見、問題ないように思えますが、文法的にはねじれています。
「ぼくの夢は~」という主語に対して、「打ちます」という述語が
対応していなんですね。
正しくは、
「ぼくの夢は、プロ野球選手になって、ホームランを打つことです」
となります。
他にも、日本語には注意が必要な「セット表現」があります。
以下のような例は、とくにねじれやすいポイントです。
・「たとえ〜でも」→「たとえ失敗しても、あきらめない」
・「もしかしたら〜かもしれない」→「もしかしたら彼は来ないかもしれない」
・「全然〜ない」→「全然痛くない」
これらは、前後の表現がワンセットになって初めて意味が成立します。
しかし、片方だけを使ってしまうと、文章の意味が曖昧になったり、
違和感のある表現になってしまいます。
文章をスムーズに読んでもらうためには、
「自分の言いたいことが、主語と述語でしっかりつながっているか」
「セット表現がきちんと完結しているか」
を、読み返して確認することが重要です。
ねじれ文は、自分では気づきにくいことが多いのでた、音読してみる、
第三者に読んでもらうなど、工夫して見直しましょう。