ブログを書いている人からの相談で、けっこう多いのが、
「どうしても堅苦しい文章になってしまう」
「感情をうまく表現できない」
というもの。
とくに、まじめな性格の人や文章をしっかり書こうとする人ほど、
文体がかしこまりすぎて淡々とした印象になりがちです。
真面目な文章を書けるのは強みなんですけどね。
起伏がなくて単調な文章だと、読者の興味を引きにくいので、
最後まで読まれにくくなる傾向があります。
例えば、
「嬉しかったです」
「悲しかったです」
「〜だと思いました」
などの表現。
感情を表している文章に見えますが、「どう嬉しかったのか?」
「なぜ悲しかったのか?」が、全くわかりません。
わからないということは、伝わらないということです。
そんなときに使ってほしいのが、「感嘆語(かんたんご)」。
簡単なものでOKです。
「わー!嬉しい!」
「えっ、そうだったの!?」
「なんと、ビックリ!」
「う〜ん、難しいなあ」
「わ、すごい!」
「えーっ、こわい!」
など、際限なく出てきますよね。
ちょっとしたことですが、感嘆語を文章の中に自然に入れることで、
感情がよりリアルに伝わりやすくなります。
感嘆語は口語的で一気に親しみやすくなるので、読者に「人柄」や
「温度感」を伝えるのにとても効果的です。
とくにブログやSNSなど個人の発信が求められる媒体では、「何を
伝えるか」以上に「どう伝えるか」が大切。
感嘆語を使って感情の動きを見せたあと、その感情の理由や背景を
しっかり言葉にすることで、読者の共感や信頼を得やすくなります。
あなたの文章に少しだけ、「感嘆語」というスパイスを加えてみて
ください。