先日、あるエッセイを読みました。
北京大学終身教授、李羨林博士の『本の善し悪しを決める基準』。
私の心に響いた7つを紹介しますね。
1.人の前進を励ますことができるのか、
もしくは後退させるのか。
2.人に楽観的精神を与えるのか、
悲観的にさせるのか。
3.人の智慧を増すのか、
愚かさを増すのか。
4.人の倫理道徳のレベルを高めるのか、
下げるのか。
5.人に力を与えるのか、
惰弱にするのか。
6.人を励まし、困難に立ち向かわせるのか、
屈服させるのか。
7.人に高尚な美感を与えるのか、それとも
低級で下品な感じを与えるのか。
本に大切なのは、再現性。
読んだ人がどうなれるのか、どんな心になるのか。
この7つを見ると、人間を良い方向に導くのが本だということが、
改めてわかりますね。
ブックライターとして、忘れないでおこうと思います。