先日、書籍のインタビューのときに聞いた話です。
人は目で見たもの(事実)だけで判断しがちですが、それが必ずしも
真実とは限らないと。
いろんな場面がありますよね。
例えば、親子の会話だと、親が子供に口うるさく叱っている場面を
他人が見たら、それは「怖いお母さん」なのかもしれないけれど、
真実は子供の成長を本気で願うお母さんの姿だったり。
昔に、野球選手が試合中にガムを噛んでいて「不謹慎だ」と叩かれた
ことがありましたが、実は緊張を和らげるためだったり。
私たちには木の幹しか見えないけど、土の下には広い範囲で根っこが
張り巡らせてる。
人は物事を側面でしか見ません。
真実までたどり着けるかどうかは、その人の境涯で決まると。
「ゆがんだ鏡には、全てゆがんで映る」
という言葉が印象的でした。
深いなー。
歪まない心を持ちたい。
たった1人の言葉で、確かめもせずに思い込んでしまうこともある。
どんな物事でも、どんなシーンでも、真実を見抜く境涯になりたいと、
改めて思いました。