2001年のアメリカ同時多発テロ事件の日、当時の私は
ホテルに勤めていて、その日は夜勤。
テロのニュースの第一報は仕事中に入ってきました。
たまたま京都で各国の代表が集まった国際会議が行われ、
ホテルにはたくさんの外国の方が宿泊されていました。
第一報が流れた後、フロントは大パニック!
みなさんテレビの映像を見られて、ニュースの内容は
日本語なので、状況を説明してくれと。
中には怒りをぶつけてくる人や、家族がニューヨークに
いるのか、泣き叫ぶ人も。
でもすぐに詳しい状況がわかるワケでもなく。
「落ち着いてくれ」と言っても落ち着つくわけなくて。
テレビの速報で新しいニュースが流れるたびに少しずつ
説明をして、朝までバタバタだったことを覚えています。
そして、あのニューヨークのビルには、私の高校時代の
友人が勤めていたので、安否がわかるまで私自身も心臓が
キリキリする思いでした。
幸い出勤前で無事だったんですが。
当然ながら、次の日の国際会議は中止。
今度は、全員どうやって母国に帰るかの心配です。
一部の空港はストップしていたし、いくらVIPといえど
特別扱いはできなかったので、たくさんのイライラを
ぶつけられました。
気持ちはわかりますけどね。
wikipediaを見ると、当時の写真が載っています。
3000人近くの方が亡くなっているんですね。
どんな理由があろうと、人が人の命を奪うなんて、絶対に
あってはならないことだと改めて思います。