リビングにいると、ついついあなたを探してしまう。

ヨーグルトのふたを開けても、あなたは走ってこない。

缶詰を開けても、あなたの視線を感じない。

ずっとあなたのご飯を入れていたお皿を見るのがつらい。

ベッドで寝ていても、もうあなたは入ってこない。

ソファに座っていても、あなたがひざに乗ってこない。


まだまだ「寂しい」と感じる瞬間が多過ぎて、涙がこぼれてしまう。

きっと時間が経てば、この気持ちもだんだん薄らいでいくんだろうな……。

会いたいな。



ミーシャ




illustrated byAkihisaSawada