これはライターであろうとなかろうと、言葉を使うすべての人に当てはまることですが、言葉は人を励ます素晴らしいものにもなるし、人を傷つける武器にもなります。

私自身ライターになる前に、まったく悪意なく書いた文章がある人を傷つけてしまってとても反省した経験があります。その時に自分の書く文章には責任を持つということを学びました。

文章は会話と違って顔が見えない分、注意が必要です。
特に「書く」ことを仕事にするなら、それを常に意識していないと自分の首をしめることになるので絶対に忘れてはいけません。

あと、良いにしろ悪いにしろ自分の書いた文章が批評されることも覚えておきましょう。それは「ライター」と名乗った時から覚悟しておくべきです。これは必ずあります。私でさえもありましたから(笑)

凹むこともありますが、「言ってもらえることはありがたいこと」と理不尽なものでなければ感謝しつつ、今後の参考にさせてもらえばいいです。

あ、もちろん「正義の武器」はいいですよ。
私は「悪いものは悪い」と言える、そして書ける人間でいたいと思っています。長いものに巻かれるのは大嫌いなので。

あなたの「ペンの武器」、大切にしてくださいね。


illustrated by AkihisaSawada