『どうしたら‘文章’ってうまくなる?? その148』で、文末の「です・ます調」と「だ・である調」のことに少し触れました。

論文などは「だ・である調」に統一するのが一般的になっていますが、それは「です・ます調」だとなかなか言い切る形にならないからです。
論理的な文章には似つかわしくないということでしょう。

私が文章の勉強をしている時に言われたことは、

「です・ます調」は文章法としての歴史も浅いし、まだ完成されていない。柔らかく丁寧な感じがするが、一方ではまどろっこしさも伴い、情緒に流されやすい傾向もある」

ということです。
文法上、間違いやすくなる問題もあるようです。
少し難しいかもしれないので、今度は例文も入れて説明しますね。


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