昨日に引き続き、頭の体操です。
次に出てくる言葉の意味の違い、わかりますか?

【問題】

1.「伯父」と「叔父」
2.「元日」と「元旦」
3.「探す」と「捜す」
4.「精算」と「清算」
5.「特徴」と「特長」



【答え】

1.どちらも「おじ」で自分の両親の兄弟にあたります。
「伯父」は父母のお兄さんのことで、「叔父」は父母の弟のことです。
また、「小父」も「おじ」と読みますが、これは血縁関係のない中年のオヤジのことです(笑)

2.「元日」1月1日という意味で、「元旦」元日の朝という意味になります。
年賀状などに「1月元日」とか「1月元旦」と書くのは、二重表現となるので本来は間違いです。「元旦の午後に会おう」という言い方もおかしいですね。

3.「探す」は欲しいものを見つけようとすることで、「捜す」は見えなくなったものを見つけようとすることです。
例えば、「息子の嫁を探す」と書くと息子の結婚相手を見つける意味になりますが、「息子の嫁を捜す」と書くと、嫁が行方不明になってしまって見つけようとする意味になってしまいます。

4.「精算」はお金を細かく計算して結果を出すこと。
「清算」は過去をすべて整理して後始末をつけること。

5.「特徴」は目立った点という意味。
「特長」は目立った長所という意味です。
「犯人の特長」と書くとおかしいです。


文章で書くと結構変換間違いが多い例を集めてみました。
よくチェックしないと、変な文章になるので要注意です。


illustrated by AkihisaSawada