仕事でこんなことがありました。
私は外注のライターさんを抱えていますので、その連絡にも日々結構時間を取られます。
地方の人が多いので、連絡はもっぱらスカイプ。

送ってきてくれた原稿に、注意する箇所がたくさんあったのでスカイプで話して注意点を指摘しました。
ここで、人によって対応が違います。

次の原稿では、注意した箇所は完璧に直してくる人。
逆にまったく改善されていない人。

仕事を依頼する側としては、次はどちらに仕事を依頼するかは一目瞭然ですよね。
でも困ったことに、直してこない人に限って、

「仕事の依頼が減った」

と文句を言うのです。
私は飽きれながらも説明してあげます。
そうすると、今度は泣きながら言い訳です。

私は女性ですが、泣く女は嫌いです


私の言い方がきついから泣くのかもしれませんが、仕事としてお金を払っている以上ビジネスですから、そこで泣かれたら、一生仕事は頼みたくないと思ってしまいます。


話がそれますが、出版業界ってまだまだ男社会のところが結構多いです。
私自身も、
「女に書けるの?」
とか、
「女のくせに」
と言われたことがあります。

分野がビジネス書だからかもしれませんが、私は負けず嫌いなので、そう言われるとよけい燃えます(笑)


ビジネスってそんなに甘くありません。
好きな仕事でも、イヤな場面には遭遇するし、自分のキャパを超えた依頼が来ることもあります。
そこで泣いて言い訳するのも自分。
負けるもんかとしがみついて成長するのも自分。

どういう自分になりたくてその仕事をしているのか、きちんと見つめなおすことも大切かもしれません。



illustrated by AkihisaSawada