新聞のコラムに、面白いのを見つけました。
以下、私なりに抜粋して掲載します。

「など」

この十年来、新聞記事の言葉遣いで気になっていることがある。
「など」の多用だ。

「殴るなどして三カ月の重傷を負わせた」

ほかに何があったのか。
けったのなら「殴ったりけったりして」と書けばいいし、殴ったのが主因なら、などは要らない。

「頭などを打って三カ月の重傷」

も同様。
「頭や胸を打って」か、さもなければ「頭を打って」で事足りる。

「暴言を吐くなどしたことから紛糾」

ほかにどんなことが紛糾の原因になったのか、気になるではないか。』


なるほどな~、と思いました。
言われてみればそうかも。

この投書している方は、「など」で逃げるな、と書かれていました。
記者の思考停止であり、責任逃れだと。

厳しい意見かもしれませんが、挙げられていたのはニュース記事ですから、読者にそう思われたらダメですよね。
読者に新たな疑問を持たせているのですから。

私は個人的に、新聞が新聞記事を批判する投書をよく載せたな~、と思ったんですが(笑)
あなたはどんな感想を持ちましたか?



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