文章にもマインドが大切
今回は、ずっと昔に私が聞いた、「文章を書くときの心がけ」について。
何でも上手になりたいと思うとテクニックばかりを追いかけてしまうけど、
やっぱりマインドも大切なんだよ、というお話です。
文章を書くのは自分。だから自分のことを考えるのはとても大切。
でも自分のことを考えると、 めげたり、幻滅したり、うんざりしてしまうことも
あるかもしれない。けれど実は、そこにこそあなたの良さがあったりするので、
あなたはあなたのままでいい。
惜しげなく人に伝えよう。 惜しげなく人に与えよう。
そうすれば、もっと良いものが必ずやってくる。表現を惜しんだり、伝えるのを
惜しむと、アイディアも表現もどんどんしぼんでしまうもの。
あなたのアイディアが100%あなたのものということはない。
参考にした本、 参考になった人の言葉、 参考になった人のURL、
そういったものに敬意を払うこと。
文章はどこから生まれてくるのか?ふと気がつくと、頭の中に言葉が
生まれている。
生まれた言葉を書き留めるのにはあなたの意志が働いているが、言葉が
生まれてくる瞬間は、あなたの制御を離れている。
だから、よく祈ろう。自分にできないことがあることを自覚しよう。
より良い表現、より良い言葉、より良い文章が与えられるように、 よく祈ろう。
文章はプログラム作りに似ている。良い文章を生み出すには、良い睡眠が
必要である。 健全な意志を持ち、体調を整えないと、 文章自体が不健康になり、
更には自分の害毒を文章を通して世界にばらまくことになってしまう。
だから、よく眠ろう。 自分の健康に留意し、 健康な文章が生み出されるように。
何かの本に書いてあったものだと思いますが、これ、よく言われたんです。
言われた頃(15年くらい前?)はあまり自分に響かないものもあったんですが、
今はすごく自分に染み渡ります。
『書く』ことを仕事にしていない人でも、こういうことを心がけるだけでも、
自分の文章が少し変わってくるんじゃないでしょうか。