読点は、打つ場所が大事
『どうしたら文章ってうまくなる?その35』でも句読点のことを書きましたが、
今回は読点を打つ場所のことを書きますね。
読点は軽く見られがちなんですが、打つ場所によって文章の意味が変わって
しまうことがあります。
すると読み手に文章の意味を推理させてしまうことになるので、読み手に優しい
文章にはなりません。
読む方もイヤになってしまいますよね。
読点は文章を読みやすくして、その文章への誤解を防ぐために打つものです。
でもあまりたくさん打ち過ぎるのもダメですよね。
読点を打つ基本的な場所
ここでは基本的な場所を書いておきます。
・言葉を対等に並べる場合
・文章が重なる時の境目
・倒置文の場合
・ある言葉を強調する場合
・感動詞の後
・挿入句の前後
この辺りの詳しいことはまた順番に説明していきますが、打つ場所によって
意味が変わってしまう文章の例を書いておきますね。
「母親は楽しそうに砂遊びをしている息子を見ていた。」
「楽しそうに」しているのが、母親なのか息子なのかが分かりません。
打つとしたら、
1.母親は、楽しそうに砂遊びをしている息子を見ていた。
2.母親は楽しそうに、砂遊びをしている息子を見ていた。
2.母親は楽しそうに、砂遊びをしている息子を見ていた。
このどちらかです。
自分の文章がこんなことになっていないか、チェックしてくださいね。
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