世界一諦めの悪い女 | 凶暴なお魚と戦う極真カラテ みけねこ日記

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世界を拳で繋ぐ格闘家ママ・山本ゆきの釣り・空手・育児日記。世界大会第3位、全日本優勝5回、全アジア大会軽量級優勝、オールアメリカン無差別級優勝。現在は治療院と愛知北FMにて木曜日スマイルチャージのナビゲーターをしております。

2011年、7月の日記です。あれから5年。この日記の後、現KWU世界大会軽量級チャンピオン、スタニスラバ・ボイチェバと死闘して、優勝しました。
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この時の優勝が、一つ自分の空手人生の大きなターニングポイントになった気がします。

でも、その元の原動力は、この一戦でした。
全日本でのサニヤ・セキズバイゥエアとの決勝。

結局足は折れましたけど、最後まで執拗に諦めないスタイルはここが原点だった気がします。

まあ、結局毎回毎回骨折して、この前のロシアじゃ救急車で運ばれて手術、てなっちゃいましたけど。

手が折れても、足が折れても、最後のホイッスルが鳴るまで絶対戦う。

こんな生き方を、これからも貫いていけるのか。

時々不安になるんですが、やっぱり、いつでもここに戻ってこられるよう、肝に銘じてもう一回掲載してました。

押忍
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今週は台風が来たりして落ち着かない一週間でした(´Д`) 

女子サッカーが優勝したりとテレビも盛り上がってたみたいですが、滅多にテレビ見られないみけマンマ、話題に相変わらずついていけません。 

熊田曜子がいつの間にか三十代であると昨日自分の年齢の半分のクラスメートに教えてもらって軽く衝撃でした(笑) 

確実に時間は自分が思っているより早いスピードで流れていて、確かに去年の全日本やアジア大会が物凄く昔に感じられます

世界大会なんてもう、そんな事があったのかというぐらい(笑) 

「世界一あきらめの悪い女」

みけマンマがアジア大会の三位決定戦でカザフスタンを下して三位になった時、新極真のブログ仲間から頂いた言葉です。

 
「一日に二度は負けない、世界一あきらめの悪い女」

この言葉を頂いてほんまに嬉しかったです。
最高の賛辞であり、この言葉がその後のみけマンマの全日本三連覇の原動力になりました。 

去年の全日本。決勝戦は奇しくもアジア大会ベスト四でみけマンマが負けたサニヤ・セキズバイゥエアでした。 
身長170センチ以上体重80キロ近くの巨体なのに回転の早い突き蹴り。体重20キロ差を覆すにはどうしたらいいか。 

執拗に腹ばかり狙い左足の爪先でミドルを蹴り込んでいたら途中で左足の指が折れたので右足に切替え、とにかく相手のスタミナが落ちるのを待って耐えました。 
本戦でサニヤに二本旗があがったものの、そのまま延長へ。

「引き分け」

とコールされた瞬間、本当はやっちゃったらダメなんですけど思わず振り返ってしまいました。 

いける。うちは世界一あきらめの悪い女なんや。


延長戦は途中でスタミナが切れたサニヤをみけマンマが押し込む形で決着をみました。 


試合が終わった後、サニヤと話しをしたら

「私はあなたのハートの強さに負けた。結婚して子供いて、しかも働いているんでしょ?週に何回稽古してるの?」

20歳のサニヤは、試合が終わればあんなでっかくても二十歳の女の子でした(笑) 

ホンマは「諦めが悪いだけだよ」

と言いたかったんですが、英語力が足りなくて結局普通に週の稽古は何回で~仕事は経理で~ てそんな話しになっちゃいました(泣) 

今度のインドネシア国際大会、サニヤも出て来るんだろうなあ。55キロ以上は無差別。また、あんな巨体と戦うのか、それともロシアのオルガみたいにとんでもない身体能力で飛び道具バンバン出されるのか… 

なんにせよ、また、世界一あきらめの悪い女目指して頑張ります(笑)