ココ掘れ…わぁっぁぁぁぁあああ!!!!!! | 凶暴なお魚と戦う極真カラテ みけねこ日記

凶暴なお魚と戦う極真カラテ みけねこ日記

世界を拳で繋ぐ格闘家ママ・山本ゆきの釣り・空手・育児日記。世界大会第3位、全日本優勝5回、全アジア大会軽量級優勝、オールアメリカン無差別級優勝。現在は治療院と愛知北FMにて木曜日スマイルチャージのナビゲーターをしております。

先日久しぶりに実家の東栄町に帰省しました(*^^*)


ちょうど東栄フェスティバルってのも開催されてましたので、いわゆる家族サービスです。

{ACB0CFF1-B9B5-4D0A-9FB1-5A057953BB98:01}

出店なんかもいっぱい。

いやー。
何か恐ろしく風景も建物も変わってなくてですね。完全な昭和ですよ。

みけマンマが小学校三年ぐらいの時に

リモコン付きテレビ


が家にやって来まして。

今までテレビに走り寄ってガチャガチャダイヤルで回してたチャンネル。
それが、なんと座ったままチャンネルが切り替えられるなんて、驚愕ですよ。

金曜日の7時からのドラえもんとか、アニキらといかに速く正確に一発で11チャンネル(ドラえもんは確か11番だった)に合わせられるか競ったりしてましたね。

このダイヤル式のチャンネルがまた、すんごい音立てて回るんですよ。
スーパーのガチャポン並みに(笑)

もう、チャンネル回したらドラえもんぐらい下から出て来るんじゃないの?ってぐらい。

まあ、そんな昭和っ子のみけマンマ。

当時は東栄町の本郷という、名古屋で言ったら栄、東京で言ったら池袋?ぐらい東栄町では賑やかな所に住んでおりました(笑)

学級会の審議事項に、学区内で一つしかない信号機の指示に従わない生徒がいるのを、どうやって更正させるか、みたいな内容が国会予算編成並の質疑応答で話し合われていました。

大体、信号機に歩行者用のジェントルマンがついただけで友達とどんな信号機か見に行きましたからね!(◎_◎;)

そんな昭和な小学生時代。
当時借家だった実家には家の前に70坪ほどの畑を借りてまして。
借家におまけで70坪の畑ですよ(笑)

両親はその畑でせっせと色んな物を自給自足で栽培してたのですが、みけマンマの三つ上のアニキも同じように畑で色んな物を収穫しておりました。

で。

みけマンマも親に頼んで畑を分けてくれといいましたら、
70坪近くもあるのにマンホールのフタぐらいのスペースしかもらえなかったんですね(爆)

畑の中の隅に立ってる電信柱の下ですよ。

アニキはその隣のひと畝もふた畝も貰ってるのに。

ちっ。

こうなったら親もビックリするような野菜を作ってやる。

作る作物はすでに人参と決めておりましたので、とにかくそのマンホールサイズの畑を掘り始めました(汗)

アニキが「畑を作る時はしっかり耕して土を柔らかくせんといかんのだわー」と意気揚々と言っていたのを思い出し

もう、掘るわ掘るわ(笑)

花咲かじいさんのシロなみに掘る掘る。

とにかく日が暮れるまで掘りまくったら、


カツン!!!


スコップが何かに当たったんです。


⁈⁇⁇?

よく見ると大きな石。

「おいおいーーー!!!!こんな石があったら、あたしの人参が伸びていけへんやんーーーー‼(怒)」

完全に守口大根と間違えてます。
どんだけ長い人参作ろうとしてんねん(;^_^A

とりあえず、こんな石があったら人参の邪魔だから掘り出そうとしたら。

なんと、その石、綺麗な円盤状で、ゆうにひと抱えもあるんですよ。

「こ、これは……

漬物石にちょうどいいじゃん‼」

本能寺、ここに討ち取ったり!!

巨大漬物石発見に大興奮したみけマンマ、ガンガンに掘り起こし、なるほど・ザ・ワールドで観たような巨大チーズを抱えて走る奇祭のごとく巨大な石を抱えて家に持ち帰えろうとするも、さすがに小学生には重すぎて途中で断念。

家に戻って夕飯の支度をしていた母親に畑で凄い物、発見した!!!(漬物石)と報告しに行きましたら、親も見に来るわけですよ。


そして。



巨大漬物石を指差して


「こんなん出てきた!!!」


と自慢げにアゴ突き出して言ったら、


「わあああーーーーーーーーーーー!!!!」

って親が叫ぶんですよ(汗)

いや、確実に漬物石を発見して歓喜の「わーーー!」ではなくて、



やべえぇええーーーーーーーーーーー!!!!!!!



の「わーーーーー!!!」なんですよ(滝汗)


みけマンマが「???」ってなってる間にも親は


「ど、ど、どこから持ってきたーーー!!!??」


と叫ぶので、畑の中にある電信柱を指差し


「あそこっから出てきた☆」


と言ったら、もう、


「戻せ!!!戻せーーーーー!!!!!!!(汗)早くーーーーー!!!!!!」


実はですね。


昭和の電信柱は木で出来てたんですよ。今と違って。

それこそ今なら横蹴りの数発でも食らわしたら、ちょっとした漫画みたいに派手に倒れる電信柱ですよ。


みけマンマが漬物石だと思って掘り出した巨大な石は、もちろんチーズ運びの奇祭用でも何でもなく、この


木製の電信柱を倒れないように止めておく大事な石だったんですねーー(; ・`д・´)


現代のようにコンクリートで固めた物なんて数も少なく、ほとんどが土の下に石で止めてたんです。


まさかそんな深くに詰めておいた基礎の石を小学生のバカ娘が掘り起こすと思っていなかったわけで。親もびっくりですよ。


こんな電信柱が倒れた日にゃ~当然、近所一帯停電です(汗)


こうして、慌てて埋め戻したのが、もう、30年以上も前の話になってしまいました(爆)


そう。本当、実家に帰るたびに電信柱を思い出します。


ちなみに、今なら「電信柱と戦って来い」って言われても、あの時の木の電信柱なら勝てそうな気がします(爆)


押忍。