外泊2日目の昼飯は、かねてから食いたいと思って、
通販で取り寄せていた、吉野家の牛丼を食った。
脂身が多くて、撃沈した。
【豆知識】
吉野家の牛丼の肉は、アメリカで流通するショートプレートという部位である。(図はこちら )日本では「ともばら」と言われる部分に近く、おなかの脂ののった部分である。赤肉が好まれるアメリカでは、脂肪分の多いショートプレートは人気がなくて二束三文。吉野家はそれをまとめ買いして輸入して、おししいどんぶりを発明したわけである。賢いね。しかし、アメリカで狂牛病が発生し、米国牛の輸入が禁止されたとき、吉野家は存亡の危機に立たされた訳である。その後、一品偏重は経営危機に直結する反省から豚丼など多角化したわけである。
【豆知識おわり】
しかし、吉野家の肉は、この油っぽい肉じゃないとね。僕は他のチェーン店の牛丼はあまり好きではない。
撃沈したが、僕は悔いはない。
2時間、胃のムカムカに耐えた。
バールのようなものではなくて、リンゴのようなものを食べて、口直しをした。
リンゴのようなものといったのは、哲学的にこれがリンゴであることを証明するのはむずかしいからである。
ちなみに、回転寿司では、マグロのようなもの、タイのようなもの、エンガワのようなもの、アナゴのようなもの、アワビのようなものがまわっているからね (くわしくはこちら )
晩飯は、炊き込み御飯とブリの照り焼き。
味付き御飯と、油の少ないタンパク質というコンセプトである。
抗ガン剤の食欲不振時に白米が食えなくなったし、油っぽいものは膵臓に悪いからである。
うまかった。
うまかったよー。
そして、外泊がおわり、僕は今から病院に戻るのである。
ああ、食い物が充実した外泊でであったなあ
♪今日の日よ さよおなら またあう日まで~