①副科目の内申が悪くても気にしない
②内申が悪いってどのくらい?
③内申を気にする場合
①副科目の内申が悪くても気にしない
公立中高一貫校を目指すブロガーさんのお子さん達は、大変優秀です。
オール「よくできる」の通知表がアップされていると、震えます。
他のお子さんと比較してはダメです。
「ほら、この子はオール『よくできる』だって!」なんて見せてはダメです。
内申点よりも、当日の試験の出来の方が大事です。
内申点が低かったとしても、適性検査ぶっちぎりで合格したほうがカッコいいです。
むしろ、内申点が低い子のほうが、公立中高一貫校に入ってしまうのがお勧めです。
公立高校は、内申点が大事だからです(都道府県によって差があります)。
私立高校は内申点はあまり関係ありませんが、選択肢は多い方がいいです。
うちの子達は、公立中高一貫校に進学してからは、「内申を気にしなくてよい」気軽さを満喫しています。
苦手な教科に神経を使い、時間を取られるよりも、好きな教科に打ち込んで、伸ばしていったほうが断然よいです。
②内申が悪いってどのくらい?
長男の5年生1学期の成績です。
左端が「よくできる」
真ん中が「できる」
右端が「がんばろう」
です。
さすがに「がんばろう」はありません。
この時期はまだ、受検への意識が低かった頃です。
私も、「都立中は内申点も加味されるよ!」とは言ったものの、長男には響いていなかったようです。
2学期以降は頑張るようにはなりましたが、1学期でこの位悪い成績を取ると、3学期に取り返すのは難しかったです。
長男の成績です(受検書類提出の際、封筒を透かして内申書の内容を確認しました)。
5年生
よくできる 2個 できる6個
6年生
よくできる 5個 できる4個
6年生になると、主要科目は「よくできる」を取れるようになりました。
ただ、副科目は全て「できる」でした。
e塾の模試では、
「模試の点数だけ順位」と、
「模試の点数+内申点」の順位とがでます。
長男の場合、「模試の点数だけ順位」よりも「模試の点数+内申点」のほうが、何十位も下がりました。
長男の成績は、かなり不利でした。
都立中高一貫校対策の塾の先生のコメントです。
「都立中というのは、内申の『よくできる』が、8割以上ある人たちが、受けられるところです。竹の会でも合格者の9割はそういう子でした。ですから内申の『よくできる』が5割前後の子が合格できる見通しはほとんどないのです。」
長男の成績だと、プロの先生から見ると、「ほぼ無理」と投げ出すパターンです。
逆に言うとうちは、「プロでも投げ出すような生徒を受からせた親塾」だということです。
ただ、長男の学力は、平均よりも上でした。
内申を取りに行く姿勢が身に付いていなかっただけで、基礎学力は幼いときから培っていました。
だから私は、「十分勝算有り」と見込んでいました。
③内申を気にする場合
「がんばろう」が一つでもあったら、公立中高一貫校受検に向いていません。
お勉強以前に生活態度、学習態度に問題がありますので、先生と面談されたほうがよいと思います。
主要科目で「よくできる」が付かなかった場合も、根本的な原因を探りましょう。
カラーテストの点数が低い場合には、大手塾ではなく、地元の個人塾のほうが、勉強を丁寧に見てもらえるかもしれません。
発言ができなくて「よくできる」が付かない場合には、残念ながら公立中高一貫校が向いていないかもしれません。
公立中高一貫校では、委員会や行事、発表等で、人前に出る機会が多いです。
何かしら役割が回ってきます。
人前でも物おじしないような子の方が、公立中高一貫校には向いています。