公立中高一貫校の受かり方 はじめに④暗記は不要 | ミケコロ 公立中高一貫校 高2兄と中2弟 適性検査対策 都立中高一貫校

ミケコロ 公立中高一貫校 高2兄と中2弟 適性検査対策 都立中高一貫校

同じ都立中高一貫校の高2と中2の兄弟の母。主に幼児教育から都立中高一貫高入試、大学受験に向けた記事を載せています。ビートルズ英語等のマニアック記事も有り。中堅国立大文系卒。こどもは凡人家系ですが、早期教育(主に算数)で引っ張りあげてきました。

公立中高一貫校受検対策は、

 

暗記は不要

 

です。

 

知識はなくても、会話文や表、グラフを読み解けば分かる問題です。

 

知識が必須の私立中受験に比べて、

知識が不要の公立中高一貫校受検は、勉強の負荷が低い、ともいえます。

 

公立中高一貫校のような、思考力重視の問題が増えていくのは、望ましいことだと私は思います。

 

今の時代、ネットで検索すれば、いくらでも知りたいことが出てきます。

 

知識を前提とする問題は、AIを活用すれば解けてしまいます。

 

これからの社会では、暗記できているだけの人材は、重宝されないでしょう。


膨大な情報の中から、必要な情報を抜き出し分析し、適切な判断ができる人材が求められることが予想されます。


大学入試でも、知識があることを前提とせず、資料を読み解く思考力重視の問題を出す傾向が強くなるでしょう。

 

公立中高一貫校向けの勉強では、暗記する時間を、

 

読解の訓練

資料を読み解く訓練

分かりやすく説明する訓練

 

に割くことができます。

 

こうした力は、国立大学の二次試験対策にもつながります。

 

国立大学入試まで見据えると、とても有意義な訓練となります。

 

 

よく、「私立中向けの暗記問題集を解けば、公立中高一貫校の受検にも有利になる」という話を聞きます。

 

また、「理社も私立中受験向けの塾に通って対策をすれば、有利になる。」とも聞きます。

 

私の経験では、それは違うと思います。

 

暗記をすればするほど、暗記系の問題を解けば、偏差値がアップします。

 

私立中対策向けの塾に行けば、暗記系の問題が多く出題され、偏差値がアップすると、「公立中高一貫校の合格が近くなる。」と勘違いしてしまいます。

 

むしろ、「前提知識がないのにどれだけ解けるか。」を重視して、適性検査型問題を解かせて実力を図るべきです。

 

都立中高一貫校に関しては、

 

私立中対策向けの暗記(理社)をしても、都立中適性検査には全く役に立たない。

(暗記だけで受かってしまうような、生温い問題は、都立中では出題されません)

 

です。

 

従って、勉強の方向性を間違えないことが大切です。

 

 

ただし、私立中向けの国語、算数対策については、公立中高一貫校対策でも有効です。

これについては、また別の記事で記述します。