「これでもか!」に「負けるもんか!!」 -24ページ目

「これでもか!」に「負けるもんか!!」

これでもか!これでもか!と私の身の回りに起こる出来事。大変なことや辛いことばっかりだけど、おかげで色々な経験をしました。せっかくなので記録に残しておきます。

先週の水曜日に夫と一緒に義父のオンライン面会に行って来ました。

 

本当は夫だけ行く予定だったのだけど やっぱり私も行った方がいいな、ってことで息子のお腹も落ち着いていたし 私も行くことにしました。

 

面会の前に看護師さんが来てくれて 最近の義父の様子を「穏やかに過ごされてます。お食事もほぼ完食です。」と教えてくれて 私も夫もホッとしました。

 

しかし オンライン面会って どこの病院もあんなもんなのかな?

 

パソコンなのかな?と思っていたら タブレットを渡されて それを自分たちで持って話すってのには驚きましたよ。

 

向こうはどうなってるのかわからないけど どうやら備品室みたいなところで看護師さんがタブレットを持ってくれてたみたい。

 

その看護師さんが耳の遠い義父に私たちの言葉を通訳してくれてました。

 

一応 スケッチブックに『具合はどう?』とか『足の調子はどう?』とか書いて持って行ったのだけど それは読めたみたい。

 

元気そう・・・それなりにだけどねあせる

 

だけど 足はダメだって汗

 

そして 大丈夫だけど淋しいって泣かれてしまいました。

 

そうだろうね・・・淋しいだろうね・・・汗

 

昔は工場を経営してて 従業員も30人くらいいたらしくて いつも大勢で食事してたみたいだし 

私がお嫁に来たころは工場も小さくなってたけど近くに親戚もいっぱいいて そのうち孫も次々生まれて とにかく賑やかな家だったの。

 

夏のお祭りやお正月は次々に親戚が来て 義父はその一番奥にデ~ンと座ってタバコふかしてた。

 

でも まさか義母やあんなにたくさんいた親戚がほとんど先に逝ってしまって 義父が生き残るとは誰も思ってなかったのよね。

 

義父もまさか自分が90過ぎまで生きて 入院しても誰も面会にこない孤独な時間をこんなに長く過ごすことになるなんて想像したこともないでしょうね。

 

淋しいだろうな・・・本当に汗

 

そしてオンライン面会は10分間の予定だったけど そんなにしゃべることもなくなり(細かいことが伝えづらいので)義父の「もう いいよ。」という言葉で早めに終了しました。

 

 

 

 

 

 

 

今週 夫が義父のオンライン面会に行くことになりました。

 

「歩けるようになったから家に帰りたいって言われたらどうしよう。」と 夫が心配しております。

 

「俺が仕事を辞めるまで待ってって言えば?あ、ミケ子は もう無理だからって言っておいてね!」

 

冷たい嫁のようになっぢゃったけど 正直 息子と義父の2人の介護は体力的にも精神的にも もう無理だと思うの

 

義母が急死してから17年間 毎日 義父の朝昼晩の食事を出して 義父の買い物も頼まれ事も全部やってきたし 少しずつ歩けなくなってきた義父の世話も出来る限りして来た。

 

本当は 出来ることなら最後まで 家で過ごさせてあげたい気持ちはあるの。

 

出来ることなら・・・ね。

 

この17年間 義父と私は二人三脚でやってきた感があるので。

 

義母が亡くなった直後は なかなか立ち直れない義父の話し合い手を私が随分したし 私の父が亡くなった時は 義父が私の話を聞いてくれた。

 

息子が病気になってからも いろいろ相談に乗ってくれたのは夫よりも義父だった。

 

私の母とも仲良くて 母が我が家に来ると歓待してくれて マシンガントークの母の話し合い手も嫌な顔もせずにしてくれた。

 

私は家のことにも息子のことにも無関心だった夫より ずっとずっと義父を頼りにしていた。

 

衣食住の生活全般は頼られっぱなしだったけどねあせる

 

義父が段々出来ないことが多くなって 私の仕事が増える~!って頭抱えたけど 仕事が増えるのは もちろん大変だったし 体力的に限界だったけど 義父がどんどん弱って行くのを間近で見てるのも結構 私のHPやライフが削られて行ったわ。

 

朝起きて義父が元気だと私の気分も明るくなるけど 朝起きて具合が悪いと私の気分も急降下する。

 

義弟や甥のように「可哀そうで見てられない。」という感傷的なことだけではないけどね。

 

そして もし 今回 義父が元気に歩けるようになって帰って来て また あの朝を繰り返すことになったら 私は潰れる。

 

体力的にも精神的にも絶対に潰れる。

 

実は 今 療養型の病院への転院の話が出ているので 義父には申し訳ないけど この転院の話がうまくまとまるといいなぁと思っている鬼嫁でございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

義父は3連休の最終日にとうとう自分で立ち上がることが出来なくなりトイレにも行けなくなったので 病院に連れて行ったところ 入院となりました。

 

ただ 長年診てくれた担当医によると 思ったより元気なので 早々に療養型の病院に転院になるようです。

 

夫と2人で「これは もしかして 歩けるようになって帰って来るかも・・・。」と空気がひんやりとしてしまった我が家です滝汗

 

何しろ 世間一般で言われていた『こういう人は長生きできない』という数々の通説を覆して92歳まで長生きしている義父ですから。

 

まぁ 自分で歩いてトイレに行けるなら帰って来ても何とかなるかなと思ってます。

 

・・・が これを息子に言ったら 無理だ!と言われてしまいました。

 

どうやら 当時の私の顔色は最悪だったらしいですわ。

 

そういえば 義父が入院してから昨日までの私は 眠くて眠くて 夜中の息子のコールでも起きなくて 隣の部屋の夫に「もう 3回鳴ってるよ。」と起こされる始末。

 

やっぱり 疲れてたんだなぁ 私。

 

そこで もし義父が歩けるようになって帰って来たら 夫が仕事を辞めて義父の世話をすることになりました。

 

さて どうなりますことやら。