先日の国葬のニュースで「全国から派遣された警察官」というのを見て 昭和天皇の大喪の礼の時のことを思い出した。
当時の義父母の家の近くに大きな空き地があり そこに大喪の礼のために全国から派遣された警察官がたくさん集まっていたのですよ。
パトカーや大型バスのような警察車両(護送車?)もたくさん停まっていて 食事とかも寒いのに外で食べてたりしてたから 皆さんその中で寝泊まりしてたのかなぁ?
とにかく大喪の礼の何日も前から警備は始まっていて 不審物を調べたり不審者に職務質問したり してて 街中にお巡りさんがいっぱいいて 私たちにとっては何があってもすぐに助けてもらえそうで安心ね!って感じだった。
そんなある日 「パトカーいっぱいいるから見に行こうよ!」と義母に誘われて義母と当時2才ぐらいだった息子と私で犬の散歩ついでに その空き地まで行ってみた。
まぁ息子にパトカーを見せるためだったので しばらく3人で「パトカーいっぱいだねぇ。」としゃべりながら立っていたら 私たちの近くで警察官と一般人らしき男性が話してるのが見えた。
職務質問されてるのかなぁ・・・なんてのんきに見てたら その警官と男性が何と!私たちの方に向かって歩いて来た。
えっ!?えー!?何?なに?ナニ? ここで見てちゃいけなかった?私たち何かした?と内心慌てるも逃げるわけにもいかず その場に立ってたら
警官「すみません。○○はどちらでしょうか?」
私たち「はい!?」
警官「いやー、今、この方に道を聞かれたのですが 僕、地方から来たものですから場所がわからなくて。」
私たち「あー!そうですかぁ。○○ならあの建物の裏手になりますよ。」
警官「ありがとうございました!助かりました!」
そう言って警官と男性は教えた建物の方に歩いて行きました。
私「はぁ~驚いた~!職務質問されるのかと思ったぁ!」
義母「私もだよ! その手に持ってる袋は何ですか?って聞かれるのかと思った!そしたら犬のウン〇袋ですって答えなきゃいけないかと思ったよぉぉ。」
私たちは大笑い。
そうあの大喪の礼の時 私と義母は 『警官に道を聞かれる』 という 一生に一度あるかどうかという とても珍しい体験をしたことを今回の国葬ののニュースで思い出したのでした。