一回目のギランバレー症候群 4 | 「これでもか!」に「負けるもんか!!」

「これでもか!」に「負けるもんか!!」

これでもか!これでもか!と私の身の回りに起こる出来事。大変なことや辛いことばっかりだけど、おかげで色々な経験をしました。せっかくなので記録に残しておきます。

息子の誕生日は2月9日ケーキ






息子、12歳の誕生日はほとんど動けない状態だったけれど、それでも無事に退院できたし、家に友達を招いて祝うことができたクラッカー






そして、2月半ば、いよいよ学校に行くことに





学校に行けるようになったとは言え、まだまだ、足元はおぼつかず平地をやっと歩ける程度で、学校に行くのにどうしても渡らなければならない歩道橋は体を横向きにして両手で手すりに捕まり、一段、一段、時間をかけて上って行く、そんな状態だった。





登校初日、この調子じゃ校舎内の階段はもっと時間がかかるだろう・・・もっとも、私が一日中、付き添ってるつもりだから時間がかかっても先生にも迷惑はかからないだろうからいいかグッド!、と思いつつ2人で歩道橋を上っていると、後ろから来た友達のジュン君が声を掛け来た。








「俺がランドセル持って行ってやるよ。」









ジュン君はそう言うと私が持っていたランドセルをサッと自分の肩に引っ掛けた。






ジュン君と息子は小学校に入学した時から寄ると触るとケンカで、この2人のケンカが原因で授業が出来なかった日もあったほどで、担任の先生も頭を抱える問題児2人



大体はジュン君が息子にちょっかいを出し、息子が怒ってジュン君を追い掛け回すというパターンで、元々、足の遅い息子はジュン君を捕まえられずに低学年の頃は悔しがって大泣きし、高学年になるとジュン君のスキを見てやり返し、ジュン君が怒る・・・本当に困った奴らムムム




それでも、妙なことにジュン君がウチに遊びに来たり、息子がジュン君の家に遊びに行ったり、家では仲良くゲームなんかしてるのに学校ではジュン君にノートを破かれて大喧嘩になったり、仲がいいんだか悪いんだか汗




そのジュン君は翌日から毎朝、息子を迎えに来てくれランドセルを持ってくれて、学校まで息子の歩調に合わせて歩いてくれた。




ジュン君はウチの息子にだけじゃなく、他の子も泣かしたりして、『乱暴な子』とお母さん達の評判は悪かったし、引越しした後は悪い仲間に入って高校には行かなかったと風の噂で聞いたけど、私は今でも、毎朝、迎えに来てくれてランドセルを持ってくれた優しいジュン君に本当に感謝しています。





ジュン君、どうしてるかな?





今の息子の姿を見たら、驚くだろうな・・・。