シドニーは昨日の雨模様の予報から一転、気持ちの良い朝となっている。

但し今朝の海は波が高く、遊泳には危険な状態になっているようだ。

 

 

さて今朝は、IKEAが交換してくれるベットマットレスの配達を待っている。

 

(5年前に買ったマットレスの凹みが、なんと10年保証の対象となり、マットレス交換に応じてくれた件。こちらのブログをご参照ください↓)

 

 

オーストラリアあるあるだが、設定された配達時間が午前9時~午後3時とかなりアバウトなため、せっかくコロナから回復してハイキングや外でランチを楽しみたい日曜日なのに、家でいつくるかわからない配達を待っているところだ滝汗

 

朝は近所の散歩を終えて、アパートの掃除、ゆっくり朝食を食べて、このブログを書いている。

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海外で生活するにあたって大切なのが語学力だ。ときどき質問されたりもするので今日はこのテーマについて少し書いてみたいと思う。

 

ちなみにわたしは語学教育は全くの素人で、あくまでも一個人の経験と知見と思って読んでいただきたい。

 

わたしは現在、英語圏の国で100%英語で仕事をしている。この先、日本語を使ってできる仕事の機会があればすごくうれしい。しかし現在のところ、日本に関するプロジェクトはないので、日本人であるメリットを活かす仕事はしていない。

 

ちなみにわたしは、小中高とも日本の公立校出身だ。両親はモノリンガルの日本人で帰国子女でもインターナショナルスクールでも有名私立校の出身でもない。ご存じの通り、当時の日本の公立校の英語教育はかなり限界があった。

 

高校までの自分は狭い世界に生きていて、海外に全く興味もなく、英語を勉強する意味を見いだせず、あくまで大学受験用に勉強。公立高校の英語の授業も、長文読解中心で、リスニング、スピーキングはほぼなかったと思う。自分にとって、英語の勉強とは、ほぼ「暗号解読」に近いものだった。

 

この当時、数十年後に海外移住してるなんて考えもしなかった。それが変わったのが、大学1年生の19歳のころ。

 

バイトでためたお金で、長い春休みにイギリスに1か月のホームスティに行った。これがほぼわたしの初の海外体験だった。

 

そこでかなりの衝撃を受けた。まず、ホストファミリーの話す英語が全く分からず、コミュニケーションが取れなかったチーン

 

今でも覚えているのがホストマザーの「Are you going to London this weekend?(今週末はロンドンに行く予定なの?)」という質問。答えられなかった。日本の英語の勉強で、現在進行形は現在の状況を表すものと覚えていたけど、実際の英語では近い未来の予定についてよく使うってことすらわかってなかった。

 

イギリスから帰国して本格的に英語学習を始めた。もっと世界を見てみたいし、このころからいつか海外で暮らしてみたいと思うようになった。

 

このころ始めたのが、NHKのラジオ英会話を毎日欠かさず聞いて復讐すること。

確か毎日20分ほどの放送で、リスニング、シャドーイングなどを続けることによってかなり耳が慣れる、発音できるようになっていくと思う。多分、数年間は毎日ラジオ講座を続けた。

 

ちょっと見てみたがNHKラジオ英会話は今でも続いているようだ。個人的にも、教材費無料でかなり優秀な教材だと思う。当時はフランス語を同時に始めたけど、こちらもNHKの教材でかなり上達できた。

 

それと自分の経験では、漫然と英会話を勉強するよりも、英検、TOEIC、国連英検、IELTS(英語圏の国々に留学、就労、または移住するための英語力を測定する、イギリス発祥の英語試験)など、何か目標をもって勉強をしたほうが、英語力上達には有効だった。

 

今では時代も変わって、幼児期からの英語学習もかなり盛んになっている。確かに外国語は若いうちから始めたほうがいいと思う。けれども、自分の経験から、10代後半や20代から始めても、ある程度の基礎はできるんじゃないかと思う。

 

しかし英語習得の道のりは険しい。自分の経験から「短期間で簡単にできる」と謳う英語教材には疑問を持つ。

 

習得する言語にもよるが、英語などヨーロッパ系の言語と日本語は全く別物。日本人にとって習得することはハードルがかなり高い。

 

単にわたしの容量が悪いだけかもしれないが、ある程度のレベルに達するには、かなり時間と努力は必要となってくる。わたしの世代で大人になって外国語をある程度のレベルまでマスターした人たちはみなさんかなりの努力をしているのを知っている。

 

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さて、ここまで書いたのは、あくまでも海外に出るまでの英語力の基礎づくりについて。TOEICで900点以上出したところで、海外に出て実際に勉強する、働くとなるとこれはこれで別次元の話となってくる。街に出れば誰もBBCのアナウンサーのような標準英語で話すわけではない。

 

あとはもう実地訓練を積んで、英語でのコミュニケーションに慣れ、さらに上達していくのみ滝汗滝汗 

 

実際には、いろんな方言もあるし、ネイティブ独特の言い回し、他国の文化を知ることも必要だし・・・ってことで、海外生活15年以上たってもまだまだまだまだ英語では苦労する毎日だ。

 

言いたいことが言えなくてモヤモヤすることも多い。誤解されることも多々。英語圏で仕事をするにあたって、コミュ力は自分の弱点でもあり、一番の課題である。

 

今の仕事では、英語ネイティブ何十人の参加するワークショップのファシリテーターを任されたことがあるが、さすがにそれは難しいと上司に伝えた。ネイティブの人はそれがどれだけ英語を第二言語にする人たちにとって困難であるかってことがわからないらしい。

 

その点、ドイツや非英語圏で仕事をしていた時は、彼らも英語が第二言語だったので英語のプレッシャーは低かった。英語圏の国では、英語ネイティブの基準でさらに完璧を求められるのでその点厳しく感じられる。

 

そういった意味で、確かに幼少期から多文化も自然に身にゆけられるバイリンガルは断然有利と思われる。

 

但し、もう一つ重要なのは、いわゆるグローバル人材になるためには、言語以外の専門スキルが重要なので、言語教育にフォーカスするだけでは単なるバイリンガルな人ってなだけで海外の企業で活躍することには限界がある。

 

ここまで書いておいてなんだが、現実を言えば、AIの発達で、翻訳や通訳などのスキルはほぼITにとって代わられている。

 

・・・っていうことで、今回も非常にまとまりのない文章に滝汗

 

但し、大人になってから英語を学びたい方、これから海外に出たい方の参考になれば・・・大人になったからといって海外に出ることを全くあきらめることはないのである。

 

特に、非英語圏の国では、海外で通用するスキルさえあればハードルは低いと思うので、ぜひとも挑戦して頂きたい!

 

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このブログを書き終えて、30分後、無事にマットレスが届いていた。ありがたいニヤニヤ

 

新しいマットレスの寝心地についてはまた報告したいと思う。