【習い事】
「辞めるべきか?続けるべきか?それが問題だ!」

「習い事」には、このような瞬間が必ず訪れますよね。
突然の教え子との別れ。
「上手くなってきたのに残念だなぁ」
「もう少し色んな事を教えたかったのになぁ」と先生は未練タラタラですが、生徒の方は意外とあっさり辞めていくので、この時ばかりはさすがに温度差というものを感じる先生方も多いのではないでしょうか。

辞める理由で最も多いのが「時間や曜日が合わなくなった」で、他に「習い事との相性」「レベルの高い低い」や「興味が変わった」なども多い理由です。
「習い事」を辞める「理由」と「年数」との関係もはっきりとしていて、「1年未満」で辞める場合の多くは「習い事との相性」が原因で、「2~3年」で辞める場合は「レベルの高さ低さ」、「5~6年」の場合は「時間が合わなくなった」が圧倒的に多いようです。

「習い事」を始める年齢は「4~5才」が最も多く、3才頃までは「習い事」をしてない率がしている率よりも上回り、4才で同率となり、その後12才頃までは「習い事」をしている率が7割前後で推移していきます。
つまり、どの年代でも常に「習い事」をしていない人達が3割前後いる事になります。

種類別に見てみますと、「水泳やバレエ」は「3~6才」頃から始める人が多く、「体育教室」が「4~6才」、「音楽教室」が「5才」、「空手」が「5.5才」、「野球やサッカー」が「7.5才」、「塾」が「6~8才頃」となっています。
通う回数は「週一回」が「36%」と最も多く、次に「週2回」の「29%」となっています。
「習い事」にかけるお金の額は平均「12300円」程と言われています。
ふたつ掛け持ちもじゅうぶん出来そうな額ですね(お父さんお母さんに感謝!)

「習い事教室」のサイクルとしては、春の入学のタイミングで小さな子供達が入ってきて、受験期に入る小学5、6年生や中学1年生頃に辞めていくパターンが多く見受けられますね。
受験が終わって戻ってくる生徒達も少なからずいます。
ちなみに、この復帰組が黒帯までいく確率はかなり高いです。

保護者が子供の「習い事」に関して大変だと思う事は「送り迎え」、「月謝」、「子供のモチベーションの維持」などで、「習い事」を決める時に重要視している点については、「子供の興味」「家に近い」「将来の役に立つ」となっています。

「習い事」は「始める時」よりも「辞める時」の方が難しいと、よく言われます。
続けるかどうかは、まず何よりも本人のやる気が一番です。
しかし、好奇心旺盛な子供がひとつの「モチベーション」を維持するのは大変な事です。その為には、本人がその習い事を好きなことは勿論ですが、家族も一緒になって興味を持ってあげる事が大切です。
また、試合やテストなどでいい「結果」が出ないと気分も下降気味になります。
そんな時こそ、結果ばかりに目を向けるのではなく、そこまでお子さんが一生懸命やってきた練習や勉強の「内容」をいっぱい誉めてあげる事も大切です。

「習い事」の途中で、続けるかどうかを悩むことは誰だってあると思います。
もしそのような時が訪れた時は、一度原点に帰って、習い事を始めた理由(例えば《元気よく挨拶が出来るように》とか、《うしろ廻し蹴りが蹴れるように》とか)を見つめ直す事も必要ですね。
「習い事」を始めた理由に立ち返れば、「目の前にある目標(例えば大会など)」にこだわり過ぎる事もなくなるはずです。
「習い事」は、あくまでも「自分のレベル」で稽古することに意義があるのです。

たとえ道の途中で辞めたとしても稽古で身に付いたものは決して消える事はありません。
将来きっと何かの役に立つものと信じています。

     
            【東京東支部審査会風景】











  
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