「拳」
拳をしっかりと固く握ることができるのは人間だけです。
近い間柄のチンパンジーやゴリラなどと比べてみますと、人の手は親指が長く内側に曲がるように出来ており、しかも手のひらが短いので、指先同士をくっつける事ができるのです。そう言えば、上野動物園にゴリラの手形が飾ってあるのですが、そこに自分の手を合わせると、親指だけは差がありませんでした。
この長く曲がる親指があるからこそ、拳をしっかりと握れるわけですね。
そして握りしめた拳の拳頭を使って、殴り合いをするのもまた、人間だけなのだそうです。他の動物、熊やライオン等はフックのように振り回して手のひら側を当てますよね。
しかし、格闘技経験の無い者同士の殴り合いは同じように振り回すパンチ、いわゆるケンカフックが多いようです。
実はストレートパンチは大昔には無く、歴史の古いボクシングも最初はフックスゥィングのパンチが主流だったようです。
ストレートやアッパーなどのパンチは研究を重ねて、かなりあとから作られたのですね。
さて、その拳の握り方ですが、小指から順に握り込んでいき、最後に親指で人さし指と中指をしっかりと押さえます。
もっと「点」で当てたいのであれば、人さし指と中指だけを握り込んで、親指でしっかりと押さえ込めば一点に集中できます。しかしこの握り方は上腕や肩に力が入ってしまい、スピードがやや落ちます。小指から握るのと人さし指から握るのとでは、使う筋肉が違ってくるのです。
走る時などの手の握り方も、小指と薬指に力を入れた握りの方が、肩の力も抜け、フォームも崩れないそうです。
大山倍達総裁も晩年になってからでも「果たしてこの拳の握り方で正しいのだろうか?」と夜中に目が覚めることが度々あったそうです。
「握り方3年、立ち方3年、突き方3年」ですね!









「金的蹴りの練習」
基本稽古では「足の甲で、はじくように蹴る」と習ったと思いますが、実際はなかなか上手くヒットしません。動きの中で当てるには足裏で押し込むように蹴る方がヒットしやすいです。


今週もありがとうございました! 押忍 織田