「極真空手とキックボクシング」
那須川選手や武尊選手の活躍でキックがにわかに注目されておりますが、実はキックボクシングと極真空手には深い関係があるのです。
キックボクシングの産みの親、野口修氏はキックを日本で盛んにしようと、当時技術的に最も近かった極真空手に目を付け、大山道場時代の黒崎氏ら三人を引き連れてタイに乗り込み、タイ式ボクシング対空手の謳い文句で試合を行ったのです。その後、梶原一騎氏のアニメ「キックの鬼」の主人公にもなった沢村忠の登場でブームに火が点き、ゴールデンタイムの電波に乗ってまたたく間にファンを獲得していったのです。極真会も(極真ジム)という名で多くの選手をキックの試合に送り出し、ブームの一翼を担ったのです。高度成長期真っ只中の日本で、あらゆるスポーツや芸術がスポットライトを浴びた時代でした。
魔娑斗選手を育てた藤ジム会長の加藤重夫氏も極真の古参の一人です。








(蹴り足キャッチ練習)
自分の背側に対してのまわし蹴りは上から回してキャッチする。

自分の体の開いた側に対してのまわし蹴りはアバラを守るように下からキャッチします。

今週もありがとうございました! 押忍