「映画バーMIKA'S BAR」映画のすすめ♪
「ウォルト・ディズニーの約束」
【夢と魔法だけでは作れない映画がある――】
★★★☆☆ ≪2014≫
何回かこの作品を観てるけど
毎回ムカムカする「パメラ」
意固地で頑固で素直じゃない。
とんでもない天邪鬼さなのだ
「私は赤が大嫌いなのよ」と
まくし立て彼女のリップは「真紅」
とにかく矛盾だらけのパメラを
会心させたウォルトは本当に凄い
「メリー・ポピンズ」を観ていなくても
お話には支障はないけど・・
観ていた方が場面作りの
シーンに気持ちは入るよね
ディズニー作品だからと言っても
アンハッピーで心が闇に閉ざされた
そんな女性のお話は・・・
1907年。「パメラ・トラヴァース」彼女は
小学生の頃、銀行の仕事の関係で
父と母と2人の兄妹と一家5人で
アメリカからオーストラリアへと
移り住む事に成った。。
彼の父。。
「トラバース・ゴフ」は空想の世界で
遊ぶ事の楽しさや夢を語る優しい父。
しかし・・新天地への期待と恐怖で
だんだん酒に溺れていった・・
パメラの空想力は父親と毎日
空想で物語を作り遊んで
楽しむ毎日で備わったものだと・・
1961年。イギリスロンドン
20年前に発表した児童文学書
「メリー・ポピンズ」の印税も
底を付き始めたある日。
パメラのエージェントはアメリカ
「ウォルト・ディズニー」からの
長年のオファーに断り続けていた・・
今回はお金の為と条件を付け
契約をする為、LAにやって来た
その「異例の条件」とは・・
「アニメはご法度。ミュージカルもダメ。
脚本は原作者の承認を得ながら作る」
無謀過ぎる条件だが20年来の娘たちの
夢の為に承諾するウォルトだった。
LAにやって来たパメラは迎えの車の
運転手「ラルフ」の「晴れて良かった」に
「私が晴れにしたわけじゃないし
雨は生き物を育てるのよ」と早速
宿泊の高級ホテルの部屋に施された
歓迎のキャラクターのぬいぐるみに
激怒し歓迎の果物の中に
観ただけで悲しい記憶に繋がる
「洋梨」を窓から捨てるパメラだった。
洋梨の記憶・・
銀行主催のフェスティバルでスピーチを
任されたトラヴァースは景気づけに
酒を飲み泥酔して舞台に登場した。
ろれつの回らない状態で助け舟に
パメラを舞台上に呼びスピーチをし
千鳥足で舞台から転落してしまった。
その後は・・寝たきりになり
結核に侵され身体はボロボロに・・
それでも好きだった父にパメラは
何か買ってくると「洋梨」を・・・
渡す前に父は逝ってしまった・・
その記憶だった。。
次の日・・・
ディズニーピクチャーズを訪れたパメラ
フレンドリーに名前で呼んで来た
スタッフ達に「トレヴァース」夫人と
話の構想は出来ていた
しかし・・「ミュージカルはダメ」
自分の指示に従わなければ
即刻帰国と一歩も引かない
しかし・・
その中でも少しづつ作品は
出来上がっていた
パメラの心の闇・・・
父親を困らせない事をずっと
守って来たパメラ・・
お話の中の銀行家「バンクス」氏を
父親と重ね・・子供達を自分と重ね・・
悪者だったバンクスが本当は良い
お父さんだったと・・出来上がった
事を喜ぶが・・
しかし アニメーションの
話が出た途端 契約が違うと
イギリスに帰ってしまったパメラ
「メリー・ポピンズ」はどうなる
続きはDVDで観てね~
まぁ~本当に身勝手でイライラしちゃう
パメラだったわ~でも子供の頃の
話があんなにネックになっていたとは・・
ウォルトの子供時代の話も凄かった。
昔はみな苦労してその時代を生きて
来たんだもんね。。今の時代は
幸せだ~ 開拓者って凄いよね
お母さんを助けに来た叔母さんが
メリーポピンズのモデルと言われてる
こんな風に生まれた「メリーポピンズ」
「チムチム・チェリー」は物悲しい
曲だと思っていたけれど。。
制作時の苦労がしっかり伝わって来る
作品でした1回目よりも素直に
観れたと思います
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