自分を先に満たそうって言うけれど・・・ |  なんとかなるさ

 なんとかなるさ

川の流れのように

静岡県東部(富士市)
リトリーブサイコセラピー
心理セラピスト
子間宮みか ですピンク薔薇



自分だけを満たす

母親が先に自分を幸せにする


同じような意味に捉えられるけれど
違うのはなぜなんだろう。


母親と父親との関係、
母自身の人生


家族って難しいな
って思いました。


よく上手く行かない家庭での
母親の立場のクライアントさんに対して
「母親が先に自由になり幸せになること」
というアドバイスを聞きますが


そうなるとますます
アンバランスさが際立つ家庭も
あります。



私の母親は目に見える称賛が欲しくて
パートの仕事でも他の人に負けないで
優越感を感じながら生きていました。

でもそれって
母親自身は幸せで自分の望みを
叶えていますよね?


でもそこに結婚があり
家庭があり

母自身は愛情を求める夫が
まとわりつくようで面倒だった。


愛情よりも自分が満たされればいい


その両親の中で
妻から貰えない愛情を
くれくれと子供の私に
歪んだ形で承認を望んだ父親、


世間の称賛と承認を求め
そんな生き方を娘の私に
「分かって」と力ずくでも
分からせたかった母親。



母親は自分を満たすことに興味が
ありましたよ。

それなのに なぜ?



母親の世間に向かっている
承認してほしいを証明するのは
職場では売り上げの成果、

家庭では
土地や家と言った所有物。

言わば「目に見える」ものを
追いかけていた。


その目に見えるものを追いかけ
手に入れ称賛に値される生き方
それをそんな価値観を持った
祖父に認めて貰いたかった。


⬆ここでようやく祖父の愛情が欲しい
という目に見えない価値 に辿り着く。


そのために母親はドライバーという
命令型のビリーフで突き進んで来たのだと
思う。


このドライバーというビリーフを
無理矢理外そうとすると
ドライバーで隠していた禁止型の
ビリーフを見ることになり


例えば
"一生懸命頑張らねばならない"
ドライバーの下にある
"ありのままの私ではいけない"など
と言った禁止系のビリーフを
見ることになる。


それを見たくないために
一生懸命出来る自分を作り出す為に
頑張り続ける。


母親は家庭の中では
祖父がいないので(別宅)
愛情という目に見えないものは
この家庭の中では興味がなかった。

結婚して子供がいるが
気持ちは自分の親しか見てない、


結婚した生活の中で求めるのは
祖父に認められる成果をつくりだすこと。
もはや、幼児期に決めた
「出来れば愛される」を
無意識に求める人生になっている。


だから日常の
夫が愛情を求めて拗ねたりが面倒で
子供が思い通りにならないと
祖父へ見せたい成果の足を引っ張る存在
となるのでイライラする。


本当に家族のみんなが望んでいる
愛情が欲しい
には感情を切っている
知っているけれど見ないようにしている。


そんな母の愛が欲しければ
出来る人となって
母の成果となるような 
事例をあげれば愛情に似た
承認を貰えるだろう。


それが原家族のあり方だった。


だからこの家で
「母親が先に自分を満たす」

というのは
ますます愛情から離れる事になり

残された家族が
安心して自分の道を歩けるとは
ならなかったのだ。


そんな中で愛情が欲しくて
欲しくて
出来ないとヒステリーに
叱られ叩かれてきたら

人に近づいてはいけない
人に信用してはいけない

が出てくるのは当然である。


そして年月が重なれば
私は満たされることはない
と諦めが出て

母親に対し、
世間に対し、
自分の人生に対し

表面上は普通に暮らせても
なんとなく"何もかもが面倒臭い"が
出てきて自分らしく生きれなくなってしまう。いわゆる虚無感。


私の場合、
それを子供に繰り返さない為に

母親が先に満たされる
子供の頃に
愛情は手に入らないと諦めた心を
先に満たすことが必要
なのです。


好きな事をしているはずなのに
なぜか家族の中も変わらない。

という方は
親との関係が根っこにあるのかも
しれないですね。



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