TYPE-MOON展で間近に読んだ奈須きのこさんの高校時代の生原稿。
Fateシリーズの淵源、未完の小説『Fate』です。
この作品は、きのこさん曰く、自分の妄想を書いたもの。
ルーズルーフに鉛筆書きの原稿、
そこには
サーヴァント、
セイバー、
ランサー、
アサシン
といったFateファンにはなじみの言葉がちりばめられていました。
震えるような気分でした。
奈須きのこさんは己の妄想から出発し、それを仲間とともに形に整え、ついにはFateの世界観を世に示し、今に至っているのでした。
1999年に武内崇さん、清兵衛さん、TAKEさんと4人で同人サークルTYPE-MOONを立ち上げたきのこさんは、同人ゲーム「月姫」を
仲間たちと制作しました。
その際に武内さんが、次の同人ゲームとして高校時代に読ませてもらった「Fate」を提案したのでした。
それが「Fate」シリーズの始まりでした。
そしてその因果によって、僕はこの7月に「Fate」シリーズを生み出したTYPE-MOONの足跡をたどる展覧会に来ているのです。
個人の妄想(想像力)、才能、熱意、そして仲間たちとの協業、これらが「Fate」という素晴らしいコンテンツを生み出したのだなぁと思うとともに、
出発点が目の前にある、この生原稿なのだと思うと感慨深いものを覚えました。
オンラインやリモートに時代は傾き始めていますが、この原稿を映像や画面を通じて見てもここまでの感慨は生まれなかったです。
やはり実際には足を運んで
じかに見るということが大切だとも思ったことでしたよ。





