「ドメスティックな彼女」の終了にあたって | みかんともブログ

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特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
あなたも試しにご覧あれ(^-^)

本日5月20日発売の『週刊少年マガジン』で「ドメスティックな彼女」が残すところ3話であると知りました。
通称「ドメかの」は2014年の春から連載していた流石景(さすが けい)さんの恋愛マンガ。
初回からほとんどリアルタイムで読んできましたので、感慨深くも思いました。
 
ストーリーは以下のようなものです。
高校2年生男子の主人公藤井夏生(ふじい なつお)は教師の橘陽菜(たちばな ひな)に憧れていました。ある日、合コンで一緒になった同年代の女子瑠衣(るい)と出会った日に肉体関係を持ってしまいます。
 
合コンで出会った夏生と瑠衣。「ドメスティックな彼女」第1巻(講談社コミックス)より
 
後日、瑠衣は陽菜の妹であり、しかも父の再婚相手の連れ子だったのです!
そんな衝撃的な第1話が話題になり、複雑な恋愛関係を描きながら、物語が進んでいきます。
2019年にはアニメ化もされました。

夏生の憧れ陽菜。「ドメスティックな彼女」第1巻(講談社コミックス)より

 
この作品は一見、不道徳な内容を扱いながらも社会問題に関連付け、作品全体に奥行きを与えています。
僕は流石さんの連載第一作目の「グッドエンディング」という恋愛マンガに感銘を受けたので、
この「ドメスティックな彼女」を読んでいたのですが、作品に示される恋愛観は、本当に深みのあるものと感じたことでした。
主人公とヒロインの出会い方がセンセーショナルだと言って、
避けるとしたらもったいない作品ですよ。
 
主人公の夏生も人として成長しついにラストをあと3話で迎えます。
終わりをしっかり見届けたいと思いますよ(^.^)