コミック版「ゴブリンスレイヤー」第8巻
(原作:蝸牛くも 作画:黒瀬浩介 キャラクター原案:神無月昇)
を読みました。
やはりゴブリンスレイヤーは、頼りになる漢(おとこ)。
ゴブリン討伐を前にギルド受付嬢に挨拶をしたゴブリンスレイヤー
「ゴブリンスレイヤー」第8巻(ビッグガンガンコミックス)
コミック版
彼は収穫祭の際にゴブリンの群れを使って町を略奪・破壊しようとしていた闇人(ダークエルフ)の奸計を阻止します。
混沌の力を呼び覚ますという呪物を持った強力な敵と言えましたが、
ゴブリンスレイヤーはゴブリン討伐で蓄積した技と知恵で見事に高位のダークエルフにも勝利するのです。
もちろん、仲間たちの協力もありました。
ゴブリンスレイヤーの生きる姿勢は美しく見えます。
寡黙でありつつ、日々の研鑽を怠らず、地道にゴブリンを倒し続けます。
誇ることもなく、ただ実行するのです。
21世紀になり、情報通信技術の発達やグローバリゼーションの中で、以前よりもずっと
現代日本に生きる僕たちは、自己説明や自己PRを求められているのではないでしょうか。
仕事でも学校でも「プレゼンテーション」の能力が求められます。
各界の注目されている人士がツイッターやインスタグラムを駆使しているのは故無き事ではありません。
確かに情報があふれる中で埋没しないように自己PRは必要な時代だとは思うのですが、
目立たないところで寡黙に地道に行動している人が本物の力を持っているのではないかと思う時があります。
そしてそういう人こそ、生きる姿勢が美しいのではないか、とも。
その点でゴブリンスレイヤーは僕にいろいろ示唆をもたらしてくれますよ。
牛飼い娘に出発のあいさつをするゴブリンスレイヤー
「ゴブリンスレイヤー」第8巻(ビッグガンガンコミックス)
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