マンガ「坂道のアポロン」僕が驚いたのは、1966年の日本が時代設定となっていたことです。
この作品が描かれたのは21世に入ってからですからこれは異色に思いました。過去にさかのぼるなら、明治時代や大正時代が人気がありそうですが、敢えて高度経済成長期の日本にしかも九州に設定しているのは、筆者の伝えたい何かがあるのだとも思われました。
読み終えてみて、そんな時代設定にしたのは、
作者の小玉ユキさんは
現今よりも情を大切にした人のあり方、
今ほど切迫していない暮らし、
ジェンダーフリーが主張される現在に対して男が男らしく女が女らしくあった時代、
あるいは昭和40年代の雰囲気
そんなものを表現したかったかなとも推察したりしました。
ビートルズがリアルタイムで流行っていた時代に僕は実は驚きました。
ビートルズの音楽は当時新しい音楽の象徴だったようです。
ジャズがロックにとってかわられていく時代背景をも感じ取りましたよ。
あなたが昭和の高度成長期を知りたかったら、そんな観点からも楽しめますね(^_^)
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