今日2月16日の日経流通新聞で面白い記事に出会いました。
それは中本千晶さんの「レビューれびゅー」。エンターテインメントを切り口に書いていて僕も読むのが楽しみなんですが、今回は特に興味深かったです。
それは先月愛知県豊橋市で新作のミュージカルが上演されたこと。
「ナイン・テイルズ」という作品ですが、俳優も脚本、演出も中本さん曰く、「贅沢な舞台」だったそうです。
この上演の画期的なことは、豊橋市という地方の中小都市で、実力派俳優がそろうミュージカルの初演を実現したこと。
そして、その一助にクラウドファウンディングを用いたこと。
クラウドファウンディングのページから引用しますと
宮川彬良作曲による新作ミュージカルが愛知県・豊橋市にて初舞台化。昆夏美をはじめとする実力派俳優たちを迎え、美しく力強い音楽とともに、千年を生きる九尾狐[クミホ]と、儚い生を生きる人間による究極の愛を描きます。
https://motion-gallery.net/projects/ninetails
出資者へのリターンとして、豊橋名産の手ぬぐい・三河木綿ハンカチーフ・刺子グッズなどを用意し豊橋らしさを前面に出しました。また、狐は豊橋に近い豊川稲荷にも関係があり、題材にもかかわっていますね.。
町全体で後押ししたこのプロジェクト、こういう企画が東京や大阪などの大都市以外で実現したのは、住民の熱意と関係者の努力が実ったのだと思いました。また、地方都市のエンターテインメントにも刺激やヒントを与えることだったと思ったことでしたよ。