こんな出だしになったのは、最近読んだコミック作品の主人公がスープカレーの店で働いていたからです。
舞台は札幌。女性の主人公の名は鼓田(こだ)ミナレ。30代前後の彼女は失恋の後バーで出会った地元のFM局のプロデューサー麻藤兼嗣(まとうかねつぐ)と知り合い、DJの仕事をするようになるのでした。
ひどく酔って愚痴った音声を録音されて、北海道全域に番組で流された事がきっかけで。
この作品は「波よ聞いてくれ」(作:沙村広明)、『アフタヌーン』で連載されています。
主人公たちは何かと個性的でそこも面白いのですが、札幌の風物詩や習俗が織りこまれ、地域の視点にも出会えます。そういうところが、僕には一層魅力に映りますよ。